1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり82銘柄、値下がり137銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は小反発。1月31日の米株式市場でダウ平均は368.95ドル高と反発。10−12月期雇用コスト指数が予想以上に鈍化したため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化懸念が後退。良好な企業決算や長期金利の低下に伴うハイテクの買い戻しも相場を一段と押し上げた。ナスダック総合指数は+1.67%と大幅反発。米株高を引き継いで日経平均は156.3円高からスタート。ハイテク株を中心に買いが先行する中、寄り付き直後に27547.67円(220.56円高)まで上昇。ただ、日本時間で明朝4時頃に結果公表を控える米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的に買い上がる向きは少なく、また、27500円台では戻り待ちの売りも根強く、その後は徐々に上げ幅を縮める動きが続いた。午後は週末にかけて控える相次ぐ重要イベントを前に様子見ムードが漂い、膠着感の強い展開となった。
大引けの日経平均は前日比19.77円高の27346.88円となった。東証プライム市場の売買高は11億900万株、売買代金は2兆8570億円だった。セクターでは海運、鉱業、保険が上昇率上位となった一方、陸運、ガラス・土石、建設が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の41%、対して値下がり銘柄は55%だった。
値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約32円押し上げた。同2位はアドバンテとなり、ソフトバンクG、リクルートHD、TDK、信越化、スクリンなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はエプソンとなり、TOTO、HOYA、味の
素、トレンド、KDDIなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27346.88(+19.77)
値上がり銘柄数 82(寄与度+149.11)
値下がり銘柄数 137(寄与度-129.34)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 46130 960 +32.87
アドバンテス 9570 370 +25.34
ソフトバンクG 6254 110 +22.60
リクルートHD 4259 115 +11.81
TDK 4675 70 +7.19
信越化 19255 180 +6.16
スクリーンHD 10060 490 +3.36
第一三共 4094 30 +3.08
アルプスアル 1390 67 +2.29
ホンダ 3238 31 +2.12
豊田通商 5520 60 +2.05
東京海上 2751 37 +1.90
バンナムHD 8710 54 +1.85
SMC 65820 470 +1.61
三井物産 3864 44 +1.51
オリンパス 2439 10.5 +1.44
川崎船 2813 119 +1.22
SUBARU 2165 33.5 +1.15
トヨタ自 1903 6.5 +1.11
ヤマハ発 3215 30 +1.03
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 77990 -430 -14.72
エプソン 1890 -117 -8.01
TOTO 4600 -420 -7.19
HOYA 13785 -415 -7.11
味の素 4117 -156 -5.34
トレンド 6260 -130 -4.45
KDDI 4038 -21 -4.31
ソニーG 11470 -110 -3.77
ファナック 22800 -105 -3.60
中外薬 3325 -33 -3.39
花王 5174 -82 -2.81
セコム 7645 -76 -2.60
資生堂 6640 -73 -2.50
テルモ 3746 -17 -2.33
日東電 8300 -60 -2.05
日産化 6040 -60 -2.05
コナミG 6310 -60 -2.05
NTTデータ 1991 -12 -2.05
コムシスHD 2420 -53 -1.81
アステラス薬 1902 -10.5 -1.80