6日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり173銘柄、値下がり43銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は4営業日続伸。先週末3日の米株式市場でNYダウは続落。1月雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を大幅に上回り、利上げ長期化懸念が再燃し、売りが先行。一方、景気後退懸念の緩和に伴う買いも見られ、一時上昇に転じる場面もあった。しかし、一部ハイテク企業の冴えない決算や金利高を警戒したハイテクの売りが重しとなった。米株安を受けた今日の東京市場だが、買い先行で始まり、日経平均は255.20円高からスタート。日銀総裁の人事観測報道が伝えられ、日銀の緩和政策が続くとの見方が広がり、安心感となった。一方、香港ハンセン指数が大きく下げたことなどが重しとなり、後場は売りに押される展開となるなど、日経平均は方向感の定まらない一日となった。
大引けの日経平均は前日比184.19円高の27693.65円となった。東証プライムの売買高は13億1554万株、売買代金は3兆174億円だった。セクターでは卸売業、鉱業、石油石炭製品などが上昇。一方、銀行業、電気機器、空運業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は29%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はKDDIとなり、2銘柄で日経平均を約96円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは三菱商事で7.84%高、同2位は川崎汽船で5.36%高だった。
一方、値下がり寄与トップは東エレク、同2位はアドバンテスとなり、2銘柄で日経平均を約45円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはエーザイで3.02%安、同2位はT&DHDで2.99%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 27693.65(+184.19)
値上がり銘柄数 173(寄与度+269.17)
値下がり銘柄数 43(寄与度-84.98)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 82990 2380 +81.50
KDDI 3983 71 +14.59
三菱商事 4635 337 +11.54
デンソー 7366 221 +7.57
豊田通商 5610 210 +7.19
日産化 6110 170 +5.82
テルモ 3856 42 +5.75
日東電 8370 150 +5.14
住友不 3197 125 +4.28
ホンダ 3258 60 +4.11
セコム 7600 117 +4.01
ファナック 23110 115 +3.94
ヤマハ発 3315 115 +3.94
トヨタ自 1913.5 22 +3.77
ヤマハ 5110 90 +3.08
日本電産 7350 105 +2.88
三井不 2457.5 80 +2.74
第一三共 4087 26 +2.67
東京海上 2706 50.5 +2.59
キヤノン 2932.5 48.5 +2.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 46570 -930 -31.85
アドバンテス 9710 -200 -13.70
エーザイ 7631 -238 -8.15
ソニーG 12015 -185 -6.33
エムスリー 3672 -48 -3.94
キーエンス 60470 -910 -3.12
TDK 4775 -25 -2.57
リクルートHD 4412 -24 -2.47
オムロン 7512 -66 -2.26
キッコマン 6650 -60 -2.05
NTTデータ 1997 -9 -1.54
スクリーンHD 10180 -140 -0.96
信越化 19175 -25 -0.86
三菱UFJ 909 -19.5 -0.67
村田製 7674 -17 -0.47
T&DHD 1980 -61 -0.42
三井住友 5518 -106 -0.36
安川電 5090 -10 -0.34
カシオ計 1316 -10 -0.34
花王 5128 -9 -0.31