8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり106銘柄、値下がり114銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は続落。7日の米株式市場でダウ平均は265.67ドル高と反発。米連邦準備制度理事会(FRB)高官がタカ派色と強めたことで売りが先行も、パウエル議長がディスインフレの初期段階にあるとの見解を改めて示すと、安心感から上昇に転換。議長の利上げ長期化を示唆する発言により一時荒い展開も見られたが、年内に利上げ終了の軌道は変わらないとの見方から、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は+1.90%と3日ぶり反発。日経平均は5.27円高からスタートも、為替の円高進行や指数寄与度上位銘柄の決算を受けた急落が重しとなり、すぐに下落に転じると、一時27458.53円(226.94円安)まで下げ幅を拡大。一方、27500円割れでは押し目買いも入り、その後は大引けまで緩やかに下げ幅を縮める展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比79.01円安の27606.46円となった。東証プライム市場の売買高は10億9500万株、売買代金は2兆7877億円だった。セクターではその他製品、鉄鋼、繊維製品が下落率上位となった一方、医薬品、石油・石炭製品、サービスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約65円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、任天堂、太陽誘電、シャープ、テルモ、横河電などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテとなり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位は東エレクとなり、第一三共、リクルートHD、協和キリン、中外薬、NTTデータなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27606.46(-79.01)
値上がり銘柄数 106(寄与度+131.12)
値下がり銘柄数 114(寄与度-210.13)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテス 10140 280 +19.18
東エレク 47270 560 +19.18
第一三共 4193 123 +12.64
リクルートHD 4439 99 +10.17
協和キリン 3085 187 +6.40
中外薬 3478 52 +5.34
NTTデータ 2014 28 +4.79
KDDI 3989 21 +4.31
エーザイ 7705 108 +3.70
アステラス薬 1932.5 18.5 +3.17
ニチレイ 2785 162 +2.77
武田薬 4243 61 +2.09
トレンド 6360 60 +2.05
大塚HD 4132 44 +1.51
ダイキン工 22995 40 +1.37
電通グループ 4135 40 +1.37
三井物産 3951 39 +1.34
ブリヂス 4867 38 +1.30
大日印 3150 75 +1.28
日立建機 3060 35 +1.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5948 -320 -65.75
ファーストリテ 81490 -1070 -36.64
任天堂 5201 -423 -14.48
太陽誘電 4385 -175 -5.99
シャープ 946 -136 -4.66
テルモ 3813 -34 -4.66
横河電 2153 -134 -4.59
丸井G 2060 -134 -4.59
日本電産 7223 -151 -4.14
ソニーG 11955 -100 -3.42
ホンダ 3210 -50 -3.42
ネクソン 3035 -50 -3.42
ヤマハ 5010 -80 -2.74
TDK 4720 -25 -2.57
日産化 6050 -70 -2.40
資生堂 6559 -64 -2.19
コナミG 6070 -60 -2.05
アサヒ 4266 -59 -2.02
SMC 67270 -540 -1.85
キーエンス 60540 -530 -1.81