9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり111銘柄、値下がり107銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は3日続落。8日の米株式市場でダウ平均は207.68ドル安と反落。雇用状況が予想よりも強いことを理由に、米連邦準備制度理事会(FRB)高官から相次いで追加利上げや高水準の金利据え置き長期化の必要性が示され、売りが先行、そのまま終日軟調に推移した。ナスダック総合指数は-1.67%と反落。米株安を引き継いで日経平均は153.06円安からスタートすると、取引開始直後27424.69円(181.77円安)まで下げ幅を拡大。ただ、為替の円高進行が一服している中、27500円を意識した押し目買いも入り、下げ渋った。午後は時間外取引のナスダック100先物やアジア市況が上げ幅を広げたことが支援要因になったほか、取引時間中に発表されたトヨタ自の決算が市場予想を上回ったことが安心感を誘い、東証株価指数(TOPIX)がプラス転換、日経平均も前日終値近くまで下げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比22.11円安の27584.35円となった。東証プライム市場の売買高は10億4373万株、売買代金は2兆5791億円だった。セクターでは電気・ガス、ゴム製品、陸運が下落率上位となった一方、繊維製品、ガラス・土石、非鉄金属が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は53%だった。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約34円押し下げた。同2位はアドバンテとなり、ファナック、KDDI、富士フイルム、エーザイ、エムスリーなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはNTTデータとなり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位はコナミGとなり、第一三共、信越化、中外薬、バンナムHD、リクルートHDなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27584.35(-22.11)
値上がり銘柄数 111(寄与度+104.30)
値下がり銘柄数 107(寄与度-126.41)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
NTTデータ 2130 116 +19.86
コナミG 6320 250 +8.56
第一三共 4250 57 +5.86
信越化 19405 170 +5.82
中外薬 3528 50 +5.14
バンナムHD 8755 146 +5.00
リクルートHD 4481 42 +4.31
トレンド 6460 100 +3.42
住友鉱 5241 197 +3.37
京セラ 6550 46 +3.15
任天堂 5279 78 +2.67
クラレ 1128 69 +2.36
日東電 8510 60 +2.05
三井物産 4010 59 +2.02
横河電 2200 47 +1.61
AGC 4915 230 +1.58
三菱商事 4626 38 +1.30
伊藤忠 4106 35 +1.20
電通グループ 4170 35 +1.20
オリックス 2359.5 28.5 +0.98
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 46260 -1010 -34.59
アドバンテス 10020 -120 -8.22
ファナック 22890 -215 -7.36
KDDI 3961 -28 -5.75
富士フイルム 6672 -163 -5.58
エーザイ 7569 -136 -4.66
エムスリー 3530 -53 -4.36
オリンパス 2461.5 -28.5 -3.90
TDK 4685 -35 -3.60
安川電 5030 -80 -2.74
セコム 7513 -80 -2.74
オムロン 7504 -78 -2.67
スズキ 4749 -66 -2.26
ヤマトHD 2351 -62 -2.12
明治HD 6490 -300 -2.05
7&iHD 5914 -49 -1.68
アステラス薬 1923.5 -9 -1.54
ダイキン工 22955 -40 -1.37
村田製 7634 -50 -1.37
ブリヂス 4828 -39 -1.34