マネーボイス メニュー

【市場反応】米1月PCEコアデフレーター、予想外に伸び拡大、ドル買い

米商務省が発表した1月個人所得は前月比+0.6%となった。伸びは12月+0.3%から拡大し10月来で最大となったが予想に満たず。同月個人支出は前月比+1.8%と、3カ月ぶりのプラス改善。予想+1.4%も上回り21年5月来で最大。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の同月コアPCE価格指数は前年比+4.7%。伸びは12月から鈍化予想に反し拡大した。インフレの鈍化が容易ではないあらたな証拠となった。

結果を受けて、FRBの長期利上げ観測が強まり米国債相場は反落。米2年債利回り4.72%から4.766%へ上昇した。ドル買いも優勢となり、ドル・円は135円98銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0574ドルから1.0545ドルまで下落。

【経済指標】
・米・1月コアPCE価格指数:前年比+4.7%(予想:+4.3%、12月:+4.6%←+4.4%)
・米・1月個人所得:前月比+0.6%(予想:+1.0%、12月:+0.3%←+0.2%)
・米・1月個人支出:前月比+1.8%(予想+1.4%、12月-0.1%←-0.2%)

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。