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日経平均は91円高でスタート、ソシオネクストやルネサスなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27515.34;+91.38
TOPIX;1997.64;+4.86

[寄り付き概況]

 28日の日経平均は91.38円高の27515.34円と反発して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は反発。ダウ平均は72.17ドル高の32889.09ドル、ナスダックは72.04ポイント高の11466.98で取引を終了した。製造業関連の指標が冴えず、金利が低下したことで買いが先行。その後、株価の割高感が意識されるなか戻り待ちの売りに押され、ダウ平均は一時下落に転じる場面もあった。しかし、ハイテク株の上昇が支え、主要株価指数はプラス圏で終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均は下落したものの、朝安の後は下げ渋り、75日移動平均線や200移動平均日線を上回って取引を終えたことから、相場の腰の強さを指摘する向きもあった。さらに、政府が中国からの渡航者への水際対策を緩和すると発表したことを受け、インバウンド消費拡大への期待感が高まったことも市場の雰囲気を明るくした。一方、米利上げ長期化への警戒感が払しょくできず、昨日の米株式市場でダウ平均が朝高の後に伸び悩んだことが東京市場で株価の重しとなった。また、日経平均27500円近辺を心理的な節目として意識する向きもあり、ここからの上値余地は大きくないとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比4.6%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同2.7%低下だった。

 セクター別では、鉄鋼、電気機器、銀行業、サービス業、空運業などが値上がり率上位、電気・ガス業、その他製品、証券商品先物、その他金融業、食料品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト、ルネサス、OLC、三住トラスト、メルカリ、安川電、第一三共、神戸鋼、レーザーテック、キーエンス、スクリーンHD、アサヒ、三井住友、ホンダなどが上昇。他方、任天堂、信越化、NTTなどが下落している。

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