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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、海外の金融不安が再燃

【ブラジル】ボベスパ指数 102675.45 -0.25%
15日のブラジル株式市場は5日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比256.93ポイント安(-0.25%)の102675.45で取引を終了した。103,048.28から100,692.04まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤は前日の終値近辺まで回復した。海外金融不安が警戒され、売りは継続。スイス銀のクレディ・スイス経営難を警戒し、この日の欧州市場は大幅下落した。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の圧迫材料。一方、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を探る展開はみられなかった。

【ロシア】MICEX指数 2262.07 -1.23%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMOEX指数は前日比28.25ポイント安(-1.23%)の2262.07で取引を終了した。2295.06から2257.00まで下落した。

朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の大幅下落がウエートの高い資源セクターの売り手掛かり。また、海外の金融不安が再燃していることもリスク回避の売りを加速させた。スイス銀のクレディ・スイス経営難を警戒した欧州市場は大幅安の展開となり、ロシア市場にも響いた。

【インド】SENSEX指数 57555.90 -0.59%
15日のインドSENSEX指数は5日続落。前日比344.29ポイント安(-0.59%)の57555.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同71.15ポイント安(-0.42%)の16972.15で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせに。FIIはこの日までに5日連続の売り越しとなった。また、米利上げ観測の再燃も外資の流出懸念を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3263.32 +0.55%
15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比18.00ポイント高(+0.55%)の3263.32ポイントと反発した。

中国経済統計の内容が好感される流れ。取引時間中に中国で公表された1-2月の各種経済統計は、小売売上高がプラス成長を回復するなど概ね良好な内容だった。市場では、同期に中国経済が持ち直したと分析されている。米インフレの鈍化傾向、外国為替市場の人民元高も買い安心感につながった。指数は徐々に上げ幅を広げている。

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