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米国株見通し:下げ渋りか、FOMCの政策方針を注視

(13時40分現在)

S&P500先物      4,038.75(+3.00)
ナスダック100先物  12,879.50(+12.25)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は2ドル高。長期金利は動意が薄く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

21日の主要3指数は続伸。終盤にかけて上げ幅を拡大する展開となり、ダウは316ドル高の32560ドルで取引を終えた。イエレン財務長官が金融システム不安の拡大防止策を継続するとの考えを表明すると先行きの懸念を和らげ、割安感の生じた銘柄への買戻しが相場をやや押し上げた。一方、22日の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定をにらみ、思惑が交錯。金融引き締め継続を見込んだ売りが指数の上昇を抑制した。

本日は下げ渋りか。シリコンバレー銀行の経営破たんをきっかけとした先行き不透明感は残り、政策金利据え置きへの期待は根強い。ただ、FRBはインフレ抑止を優先する方針を崩しておらず、前回同様0.25%の利上げを決定する公算。また、今後の政策方針に関し一段の引き締め余地が示され利下げが遠のけば、金利高を背景に売りが強まる可能性もあろう。一方で、ある程度織り込み済みでもあり、下げは想定内にとどまるとみる。

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