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アールエスシー Research Memo(2):ビル管理業務のほか人材サービスを展開。機械化や新技術の活用にも積極姿勢

■アール・エス・シーの事業概要

事業セグメントは「建物総合管理サービス事業」と「人材サービス事業」の2つ※で、「建物総合管理サービス事業」が売上高全体の80%強を占める。各事業の概要は以下のとおりである。

※2000年より開始した「介護事業」については、収益化の遅れから2021年6月に撤退した。

(1) 建物総合管理サービス事業
官公庁、民間企業の事務所ビルをはじめ、店舗、ホテル、病院等各種建物に対する警備保障、清掃、オフィスサービス(受付など)、設備管理などを行っている。「サンシャインシティ」や「丸ビル」など、日本を代表するビルの管理業務を含め、コアとなる継続受託施設数は200を上回る(臨時受託並びに巡回警備を除く)。仙台支店、名古屋支店、大阪支店のほか、子会社に(株)アール・エス・シー中部(名古屋)を有するが、現時点では東京地区における売上構成比が高い。また、研修施設としてRSC研修所を運営しており、サービスの品質向上や人材育成にも注力している。2018年1月には警備品質の向上や新サービスの創造等を目的にセコムと業務提携契約を締結し、セキュリティロボットやAI活用などで連携を図っている。

(2) 人材サービス事業
1986年よりスタートした事業であり、オフィス・事務関連、営業・販売・サービス関連、IT関連、製造・物流・軽作業、イベント関連などで構成されている。「建物総合管理サービス事業」との親和性も高く、総合的な提案力を形成する要素にもなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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