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米国株見通し:上げ渋りか、弱い消費者信頼感で売りも

(11時40分現在)

S&P500先物      4,010.00(+2.75)
ナスダック100先物  12,799.50(+11.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。長期金利は軟化し、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

27日の主要3指数はまちまち。取引中盤以降は明暗が分かれ、ナスダックは3日ぶりに反落、ダウは194ドル高の32432ドルと3日連続で上値を伸ばした。地銀のファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが経営破たんしたシリコンバレー銀行の買収に合意し、過度な金融不安は一服。この日は全般的に銀行株が買いを集め、相場をけん引した。一方で、長期金利の持ち直しを受け主力のハイテクが売られ、指数を押し下げた。

本日は上げ渋りか。経営難に陥った金融機関の破たん処理が進展しているとの見方から、銀行株を中心とした買いは継続。ただ、金融システム不安は完全に払しょくされておらず、買い余地は縮小しよう。他方、5月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ休止観測で、引き続き買いが入りやすい。半面、金利高に振れればハイテク関連は買いづらい。今晩の消費者信頼感指数が予想通り低調なら、調整売りの手がかりになるとみる。

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