30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり58銘柄、値下がり164銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は4日ぶり反落。29日の米株式市場でダウ平均は323.35ドル高と反発。金融不安が一段と緩和したほか、企業の好決算で投資家心理が改善し、終日堅調に推移。長期金利の上昇が一服したことで特にハイテクの買い戻しが目立ち、ナスダック総合指数は+1.79%と3日ぶり大幅反発。一方、配当落ちの影響で257円程度の下押し影響がある日経平均は55.89円安からスタート。株価指数連動型ファンドの配当再投資の影響剥落なども意識される中、上昇して始まった香港ハンセン指数が下落に転じたことも重しになり、日経平均は朝方からじわじわと値を切り下げた。一方、為替の円安や時間外取引のナスダック100先物の強含みが支援要因になったほか、ハンセン指数が再びプラス圏に浮上したことを背景に、日経平均は大引けにかけては下げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比100.85円安の27782.93円となった。東証プライム市場の売買高は12億7527万株、売買代金は2兆9681億円だった。セクターでは石油・石炭、証券・商品先物、その他金融が下落率上位となった。一方、ゴム製品、精密機器、空運が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の69%、対して値上がり銘柄は28%だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約21円押し下げた。同2位はKDDIとなり、リクルートHD、東エレク、信越化、バンナムHD、エムスリーなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。同2位は第一三共となり、ソニーG、ダイキン、HOYA、オリンパス、ヤマハ発などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27782.93(-100.85)
値上がり銘柄数 58(寄与度+88.95)
値下がり銘柄数 164(寄与度-189.80)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 28700 345 +35.44
第一三共 4738 98 +10.07
ソニーG 11735 240 +8.22
ダイキン工 23625 195 +6.68
HOYA 14145 160 +2.74
オリンパス 2278 16 +2.19
ヤマハ発 3410 55 +1.88
ブリヂス 5405 54 +1.85
アサヒ 4934 45 +1.54
キヤノン 2934 26.5 +1.36
JT 2838.5 38.5 +1.32
クボタ 1972 31.5 +1.08
TDK 4715 10 +1.03
ヤマハ 5070 30 +1.03
太陽誘電 4295 30 +1.03
ミネベア 2506 28 +0.96
電通グループ 4560 25 +0.86
浜ゴム 2774 50 +0.86
村田製 7867 30 +0.82
富士フイルム 6621 23 +0.79
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5084 -106 -21.78
KDDI 4078 -89 -18.29
リクルートHD 3612 -78 -8.01
東エレク 16030 -76 -7.88
信越化 4161 -45 -7.70
バンナムHD 2807 -72 -7.40
エムスリー 3284 -66 -5.42
アステラス薬 1878 -29.5 -5.05
コナミG 6150 -120 -4.11
中外薬 3243 -39 -4.01
任天堂 5079 -100 -3.42
京セラ 6868 -43 -2.94
東京海上 2514 -53.5 -2.75
セコム 8150 -71 -2.43
日東電 8460 -70 -2.40
三菱商事 4645 -69 -2.36
塩野義薬 5943 -62 -2.12
エプソン 1854 -31 -2.12
日産化 5950 -60 -2.05
ソフトバンク 1520 -54.5 -1.87