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日経平均は52円高でスタート、りそなHDや日本郵政などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28567.54;+52.76
TOPIX;2033.70;+6.73

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は52.76円高の28567.54円と8日続伸して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は反発。ダウ平均は100.71ドル高の33987.18ドル、ナスダックは34.26ポイント高の12157.72で取引を終了した。中堅銀の破綻の影響を受けて預金流出などが警戒され、株価が下落していたチャールズ・シュワブ(SCHW)の決算が予想を上回ったため投資家心理が改善し、寄り付き後、上昇。一方、5月連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げが織り込まれる中、金利高を嫌気した売りに押され、一時下落に転じた。ただ、終盤にかけては金融不安の緩和や経済のソフトランディング期待を支援要因にプラス圏に回復して終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、外為市場で1ドル=134円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら下落したことが、東京市場で半導体関連株の重しとなった。また、日経平均は昨日までの7日続伸で1000円を超す上昇となっていることから、利益確定売りも出やすかったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日はジェノバが東証グロース市場に上場した。なお、日本時間11時に、1-3月期の中国国内総生産(GDP)、3月の中国工業生産高、小売売上高など中国の主要経済指標が発表される。

 セクター別では、銀行業、保険業、水産・農林業、食料品、精密機器などが値上がり率上位、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品、繊維製品、その他金融業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、りそなHD、日本郵政、三菱UFJ、アサヒ、ダイキン、7&iHD、ソフトバンク、NTT、ゆうちょ銀行、みずほ、三井住友、KDDI、テルモ、オリンパス、任天堂、第一三共、東京海上、JTなどが上昇。他方、アドバンテスト、東エレク、INPEX、大成建、マネーフォワード、川崎船、商船三井、郵船、オリックス、ルネサスなどが下落している。

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