29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり165銘柄、値下がり51銘柄、変わらず9銘柄となった。
日経平均は3日続伸。先週末26日の米株式市場でNYダウは6日ぶり反発。債務上限交渉の妥結期待から買いが先行。また、4月個人消費支出(PCE)コアデフレーターが予想を上回ったものの、5月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)が改善した一方で1年期待インフレ率が低下したことも好感された。米株高を受けた今日の日経平均は471.70円高と大幅高で始まった。米債務上限問題をめぐる基本合意を受け投資家心理が強気に傾いた。また、外為市場で一時1ドル=140円90銭台と、先週末26日15時頃と比べ1円20銭ほど円安・ドル高に振れたことも東京市場で輸出株などの株価を支えた。一方、株価上昇で高値警戒感が一段と強まり、朝方の買い一巡後は上値が重く、日経平均は午後に入り247.69円高まで伸び悩んだ。その後は今晩の米市場が休場ということもあり、やや様子見ムードが広がる中で今日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比317.23円高の31233.54円となった。東証プライムの売買高は11億9414万株、売買代金は3兆5095億円だった。セクターでは海運業、卸売業、銀行業などが上昇。一方、食料品、陸運業、小売業の3業種が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は32%となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はアドバンテスとなり、2銘柄で日経平均を約132円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもソフトバンクGで8.20%高、同2位もアドバンテスで4.06%高だった。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はアステラス薬となり、2銘柄で日経平均を約10円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは日本製紙で1.61%安、同2位はJPXで1.58%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 31233.54(+317.23)
値上がり銘柄数 165(寄与度+354.75)
値下がり銘柄数 51(寄与度-37.52)
変わらず銘柄数 9
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5542 420 +85.40
アドバンテス 17670 690 +46.77
KDDI 4357 68 +13.83
リクルートHD 4440 120 +12.20
信越化 4403 71 +12.03
テルモ 4223 76 +10.30
東エレク 19720 85 +8.64
ファナック 4760 40 +6.78
三菱商事 5908 183 +6.20
三井物産 4635 179 +6.07
伊藤忠 4945 160 +5.42
中外薬 3806 53 +5.39
豊田通商 6350 150 +5.08
TDK 5360 50 +5.08
エムスリー 3077 59 +4.80
京セラ 7668 69 +4.68
バンナムHD 3307 44 +4.47
富士フイルム 8529 120 +4.07
第一三共 4544 37 +3.76
ヤマハ 5670 110 +3.73
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 33050 -60 -6.10
アステラス薬 2296 -23.5 -3.98
ソニーG 13275 -90 -3.05
資生堂 6503 -83 -2.81
ダイキン工 26750 -55 -1.86
花王 5080 -53 -1.80
エーザイ 8925 -52 -1.76
アサヒ 5354 -44 -1.49
トヨタ自 1928.5 -8.5 -1.44
JPX 2269 -36.5 -1.24
任天堂 5909 -34 -1.15
キーエンス 68650 -290 -0.98
キリンHD 2084.5 -26.5 -0.90
スクリーンHD 14300 -130 -0.88
7&iHD 6150 -20 -0.68
JAL 2687 -18 -0.61
ニチレイ 3005 -35 -0.59
OLC 5375 -17 -0.58
フジクラ 1090 -15 -0.51
日ハム 3830 -30 -0.51