30日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり89銘柄、値下がり132銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は4日続伸。29日の米株式市場はメモリアルデーで休場。英国市場もスプリング・バンク・ホリデーで休場。一方、ドイツDAXは－0.19％、フランスCAC40は－0.20％とそれぞれ軟調。米国市場の休場で手掛かり材料難のなか日経平均は37.3円安からスタート。寄り付き直後は切り返して一時上昇する場面があったが、為替が円高方向へ揺り戻されるなか利益確定売りが優勢となり急失速。前場終盤には31064.19円（169.35円安）まで下げ幅を拡大した。一方、後場に入ると一転して為替が再び急速に円安に傾き、株価も急速に下げ幅を縮小。買い戻しが続き、後場後半には朝方に付けたこの日の高値をわずかに更新し、31374.83円（141.29円高）まで上昇した。市場関係者の間では、欧州勢とみられる海外投資家がヘッジ目的の円売りとともに株価指数先物に買いを入れていたとの指摘が聞かれた。
大引けの日経平均は前日比94.62円高の31328.16円となった。東証プライム市場の売買高は11億1540万株、売買代金は3兆195億円だった。セクターでは鉄鋼、精密機器、その他製品が上昇率上位に並んだ一方、保険、金属製品、水産・農林が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の31％、対して値下がり銘柄は65％だった。
値上がり寄与トップはアドバンテとなり1銘柄で日経平均を約28円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ファナック、TDK、エムスリー、オリンパス、安川電などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位はアステラス薬となり、リクルートHD、7＆iHD、OLC、花王、東京海上などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 31328.16(+94.62)
値上がり銘柄数 89(寄与度+168.89)
値下がり銘柄数 132(寄与度-74.27)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
アドバンテス 18090 420 +28.47
ファーストリテ 33310 260 +26.43
ファナック 4838 78 +13.22
TDK 5450 90 +9.15
エムスリー 3162 85 +6.91
オリンパス 2200 43 +5.83
安川電 6080 150 +5.08
日東電 10220 150 +5.08
トレンド 6680 130 +4.41
NTTデータ 2026 25 +4.24
SMC 75540 990 +3.35
ホンダ 4071 46 +3.12
HOYA 17335 170 +2.88
任天堂 5990 81 +2.74
ソニーG 13355 80 +2.71
第一三共 4570 26 +2.64
テルモ 4241 18 +2.44
スクリーンHD 14620 320 +2.17
トヨタ自 1940 11.5 +1.95
オムロン 8577 56 +1.90
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5510 -32 -6.51
アステラス薬 2264 -32 -5.42
リクルートHD 4395 -45 -4.57
7＆iHD 6053 -97 -3.29
OLC 5281 -94 -3.19
花王 5002 -78 -2.64
東京海上 3069 -42 -2.13
キッコマン 8290 -60 -2.03
信越化 4392 -11 -1.86
ダイキン工 26700 -50 -1.69
アサヒ 5314 -40 -1.36
コナミG 7410 -40 -1.36
塩野義薬 6140 -39 -1.32
ネクソン 2920 -18 -1.22
セコム 9242 -35 -1.19
積水ハウス 2802.5 -31.5 -1.07
東エレク 19710 -10 -1.02
東海カーボ 1192 -30 -1.02
TOTO 4225 -60 -1.02
ヤマハ 5640 -30 -1.02