1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり143銘柄、値下がり76銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は反発。31日の米株式市場でダウ平均は134.51ドル安と続落。債務上限問題を巡り財政責任法案の下院採決を控えた警戒感から売りが先行。一方、米連邦準備制度理事会（FRB）高官らの発言を受けて利上げの一時停止機運が再浮上すると下げ幅を縮めた。ナスダック総合指数は－0.63％と4日ぶり反落。本日の日経平均1.87円安からスタート。月末のリバランス（資産配分の再調整）目的の売りが一巡したあく抜け感などから買いが先行し、前場中ごろには31185.05円（297.17円高）まで上昇した。しかし、米財政責任法案が下院で可決されたと伝わってからは好材料出尽くし感から売りが強まり、一時再び下落に転じる場面があった。ただ、前引けにかけてプラス圏に再浮上すると、午後はアジア株高や為替の円安含みが支えとなるなか、ハイテクに買い戻しが入り、堅調な展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比260.13円高の31148.01円となった。東証プライム市場の売買高は13億8403万株、売買代金は3兆5971億円だった。セクターでは銀行、卸売、精密機器が上昇率上位に並んだ一方、ゴム製品、パルプ・紙、繊維製品が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の52％、対して値下がり銘柄は44％だった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約50円押し上げた。同2位は東エレクとなり、ダイキン、KDDI、第一三共、ソニーG、テルモなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位は京セラとなり、TDK、資生堂、塩野義製薬、東京海上、ブリヂスなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 31148.01(+260.13)
値上がり銘柄数 143(寄与度+314.61)
値下がり銘柄数 76(寄与度-54.48)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5725 250 +50.83
東エレク 19735 420 +42.70
ダイキン工 27320 760 +25.76
KDDI 4344 53 +10.78
第一三共 4638 98 +9.96
ソニーG 13410 250 +8.47
テルモ 4301 55 +7.46
三菱商事 5777 191 +6.47
エーザイ 9050 182 +6.17
トヨタ自 1943 34.5 +5.85
中外薬 3812 57 +5.79
アドバンテス 17990 80 +5.42
ファーストリテ 32730 50 +5.08
アステラス薬 2236 28.5 +4.83
HOYA 17845 280 +4.74
キッコマン 8370 140 +4.74
トレンド 6760 120 +4.07
リクルートHD 4330 40 +4.07
コナミG 7510 120 +4.07
オリンパス 2146.5 29 +3.93
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 4742 -56 -9.49
京セラ 7796 -130 -8.81
TDK 5300 -40 -4.07
資生堂 6251 -94 -3.19
塩野義薬 6192 -84 -2.85
東京海上 3089 -55 -2.80
ブリヂス 5606 -72 -2.44
大和ハウス 3586 -56 -1.90
ホンダ 3978 -27 -1.83
スズキ 4557 -45 -1.52
アサヒ 5369 -40 -1.36
ミネベア 2657 -32 -1.08
安川電 5870 -30 -1.02
大日印 3930 -45 -0.76
シャープ 778 -22 -0.75
住友電工 1635 -19 -0.64
ジェイテクト 1145 -17 -0.58
浜ゴム 2900 -33 -0.56
クラレ 1303 -15 -0.51
三菱倉 3370 -30 -0.51