2日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり202銘柄、値下がり16銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。1日の米株式市場でダウ平均は153.3ドル高と3日ぶり反発。財政責任法案が下院で可決されて警戒感が和らぐも、冴えない小売り決算が重しとなり、寄り付き後は軟調。一方、賃金指標の鈍化や高官発言を受けて6月の利上げ一時停止観測が高まると、ハイテク株の買い戻しが相場を下支えした。ナスダック総合指数は+1.28%と反発。米株高を引き継いで日経平均は152.71円高からスタート。序盤は買いが先行したが、為替の円高が上値を抑え、31500円を手前に伸び悩んだ。ただ、香港ハンセン指数の大幅高が投資家心理を向上させ、前引けにかけて再び騰勢を強めると、午後は時間外取引のナスダック100先物の強含みも追い風に上げ幅を広げる展開が続き、心理的な節目を超えて週を終えた。
大引けの日経平均は前日比376.21円高の31524.22円となった。東証プライム市場の売買高は13億4221万株、売買代金は3兆5210億円だった。セクターではパルプ・紙、輸送用機器、不動産が上昇率上位に並んだ一方、海運、空運のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の90%、対して値下がり銘柄は8%だった。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約50円押し上げた。同2位はダイキンとなり、ファーストリテ、エーザイ、KDDI、オムロン、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約46円押し下げた。同2位はアドバンテとなり、アステラス製薬、コナミG、シャープ、ルネサス、JALなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 31524.22(+376.21)
値上がり銘柄数 202(寄与度+444.31)
値下がり銘柄数 16(寄与度-68.10)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5971 246 +50.02
ダイキン工 28250 930 +31.52
ファーストリテ 32890 160 +16.27
エーザイ 9500 450 +15.25
KDDI 4407 63 +12.81
オムロン 8790 369 +12.50
リクルートHD 4452 122 +12.40
ファナック 4809 67 +11.35
トヨタ自 2009.5 66.5 +11.27
ニデック 7371 397 +10.76
TDK 5400 100 +10.17
信越化 4364 58 +9.83
オリンパス 2211 64.5 +8.74
エムスリー 3210 96 +7.81
第一三共 4711 73 +7.42
中外薬 3881 69 +7.01
デンソー 8855 192 +6.51
テルモ 4348 47 +6.37
京セラ 7890 94 +6.37
富士フイルム 8765 183 +6.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 19275 -460 -46.77
アドバンテス 17730 -260 -17.62
アステラス薬 2229 -7 -1.19
コナミG 7490 -20 -0.68
シャープ 759 -19 -0.64
ルネサス 2373.5 -6.5 -0.22
JAL 2729 -6 -0.20
富士通 18825 -50 -0.17
商船三井 3150 -15 -0.15
しずおかFG 1033 -3 -0.10
日ハム 3820 -5 -0.08
小田急 2013 -5 -0.08
三井住友 5690 -22 -0.07
日製鋼所 2958 -11 -0.07
高島屋 1857 -1 -0.02
キリンHD 2094 -0.5 -0.02