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NY株式:米国株式市場は反落、先週末の反動が優勢

ダウ平均は199.9ドル安の33,562.86ドル、ナスダックは11.34ポイント安の13,229.43で取引を終了した。

債務上限問題が解決したことによる安心感や6月は利上げが見送られるとの見方が相場の支えとなった一方、先週末の大幅上昇を受けた利益確定の売りが広がり、寄り付き後は一進一退。他方、5月ISM非製造業景況指数が悪化したことや米当局が大手米銀の資本要件を平均20%引き上げることを検討していると報じられ、軟調に推移した大手銀が相場の重しとなった。セクター別では自動車・自動車部品の上昇が目立った一方、耐久消費財・アパレル、半導体・同製造装置、銀行などが下げた。

サイバーセキュリティーのパロアルト・ネットワークス(PANW)は、先週末にS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが同社をS&P500種株価指数の構成銘柄に採用すると発表したことを受け上昇。除外される衛星放送サービスのディッシュ・ネットワーク(DISH)は下落した。世界最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者であるバイナンス・ホールディングスが、米証券規則に違反したとして米証券取引委員会(SEC)が提訴したことを受け、米最大の暗号資産(仮想通貨)交換業者コインベース・グローバル(COIN)が下落。アップルは年次開発者会議「WWDC」で自社製の最新チップを発表、アップルは自社製チップへの移行を進めており、半導体メーカーのインテル(INTC)が売られた。ディスカウント小売りのダラー・ゼネラル(DG)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

アップルは年次開発者会議「WWDC」への期待感から上昇、過去最高値を更新した。しかし、新製品の複合現実(MR)ヘッドセット「ビジョン・プロ」を発表後、下落に転じ、終値では下げた。価格は3499ドル、2024年初めの発売を予定している。

(Horiko Capital Management LLC)

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