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米国株見通し:下げ渋りか、金利高抑制なら一部に買戻しも

(13時30分現在)

S&P500先物      4,404.75(-19.00)
ナスダック100先物  15,150.25(-64.50)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は140ドル安。長期金利は持ち直し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。

22日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは4日ぶりにプラスへ浮上、ダウは下げ幅縮小も4ドル安の33946ドルと4日続落で取引を終えた。英中銀による予想を上回る利上げ幅拡大を受け、世界的なインフレとの戦いを意識した売りが先行。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長や他の当局者のタカ派的な見解で金利高に振れると、指数への下押し圧力が強まった。半面、調整売りが一服したハイテク関連が買い戻され、相場を支えた。

本日は弱含みか。今晩もFRB当局者による発言機会が予定され、インフレ抑止を最優先させる政策方針を背景に売りが出やすい地合いに。また、金融機関の経営安定化に向けた規制強化は景気を圧迫する要因として意識される。22日の低調な新規失業保険申請件数や景気先行指標に続き、23日発表のPMIで不透明感が深まれば幅広い売りにつながるだろう。一方で、7月の利上げの有無を見極める展開となれば過度な売りは抑えられる可能性もある。

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