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日経平均は79円安でスタート、アサヒや東エレクなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33344.85;-79.56
TOPIX;2360.70;-7.92

[寄り付き概況]

 17日の日経平均は79.56円安の33344.85円と続落して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は45.74ドル安の34945.47ドル、ナスダックは9.84ポイント高の14113.67で取引を終了した。ディスカウント小売のウォルマート(WMT)など主要小売企業の悲観的な消費見通しを警戒した売りに寄り付き後、下落。消費の鈍化懸念がくすぶりダウは終日、軟調に推移した。ナスダックも需要鈍化懸念が重しとなり、上値の重い展開となったが、長期金利の低下が支援し終盤にかけてプラス圏を回復。ダウも下げ幅を縮小し、終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=150円60銭台と、昨日15時頃と比べ70銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、昨日の日経平均は小幅に下落したが、依然、短期的な過熱感を指摘する向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)など、ダウ平均以外の主要指数が小幅ながら上昇したことが、東京市場の株価を支えた。また、昨日の日経平均が前場に安値をつけた後は下げ渋ったことから、株価の下値は堅いとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、銀行業、輸送用機器、保険業などが値下がり率上位、精密機器、建設業、電気・ガス業、パルプ・紙、空運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、アサヒ、スクリーンHD、INPEX、東エレク、ソニーG、出光興産、ENEOS、三菱UFJ、三井住友、第一三共、みずほ、キーエンス、SMC、ルネサス、ホンダ、任天堂、トヨタなどが下落。他方、TOWA、HOYA、日立、富士フイルム、ANA、富士通、クボタ、NTT、KDDI、東電力HD、JT、信越化、東京海上などが上昇している。

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