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日経VI:小幅に上昇、強弱観混在し市場心理は一方向に傾かず

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は29日、前日比+0.01(上昇率0.05%)の19.23と小幅に上昇した。なお、高値は19.49、安値は19.01。この日の東京市場では、昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、午後に入り上げに転じるなど、方向感を欠く動きとなった。市場では現物の日経平均が史上最高値近辺にある中、引き続き株価の先高観が強い一方、短期的な高値警戒感も意識されている。こうした強弱観が混在する中、市場心理は一方向に傾きにくく、今日の日経VIは日経225先物の値動きの影響は小さく、概ね昨日の水準近辺で小幅な動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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