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日経平均は259円安でスタート、東エレクや中外薬などが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38548.16;-259.22
TOPIX;2651.95;-9.64

[寄り付き概況]

 15日の日経平均は259.22円安の38548.16円と反落して取引を開始した。前日14日の米国株式市場は下落。ダウ平均は137.66ドル安の38905.66ドル、ナスダックは49.24ポイント安の16128.53で取引を終了した。ソフトランディング期待の買いに寄り付き後、上昇。しかし、2月生産者物価指数(PPI)が予想を上回りインフレ長期化が示唆されたため利下げ期待が後退、売りに転じた。小売売上高が予想を下回ったほか、小売企業の決算から消費鈍化を懸念した売りも上値を抑制。さらに、長期金利の上昇や今までナスダックの上昇をけん引してきた半導体のエヌビディア(NVDA)など人工知能(AI)関連セクターの利益確定売りが続き、さらなる売り圧力となり、終日軟調推移し終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、来週に日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、これらを見極めたいとして、積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=148円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が朝方に安値をつけた後は下げ渋り、上昇に転じて取引を終えたことから、相場の下値の堅さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 セクター別では、その他製品、海運業、パルプ・紙、非鉄金属、証券商品先物などが値下がり率上位、鉱業、石油石炭製品、卸売業、ゴム製品、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三井E&S、東エレク、アドバンテスト、TOWA、中外薬、スクリーンHD、楽天グループ、レーザーテック、ディスコ、ソシオネクスト、川崎船、野村マイクロ、荏原製などが下落。他方、INPEX、三菱商、クボタ、NEC、東電力HD、ホンダ、日産自、ENEOS、OLC、SMCなどが上昇している。

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