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ロジザード Research Memo(5):自己資本比率は88.1%と高水準を維持

■業績動向

2. 財務状況と経営指標
ロジザードの2024年6月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比73百万円増加の2,038百万円となった。主な要因は、固定資産の取得及び賞与の支払により現金及び預金が68百万円減少した一方、増員によるオフィスの拡張により有形固定資産が39百万円、「ロジザードZERO」の基本機能のバージョンアップによりソフトウエアが24百万円それぞれ増加したことなどによる。

負債合計は前期末比28百万円減少の242百万円となった。主な要因は、買掛金が9百万円、未払金が16百万円、未払法人税等が42百万円それぞれ増加した一方で、未払い賞与の支払いで未払費用が減少したことにより、その他が97百万円減少したことなどによる。純資産は同102百万円増加の1,796百万円となった。四半期純利益の計上により利益剰余金が82百万円増加したことなどによる。

経営指標を見ると、流動比率が698.1%、固定比率が19.3%となった。固定比率が前期末比4.8ポイント上昇したものの、依然として流動比率、固定比率ともに健全な数値であり、長短の資金繰りに問題はない水準であると弊社は見ている。自己資本比率も同1.9ポイント上昇して88.1%と高水準を維持している。財務の健全性、資金の流動性に配慮しながら企業経営を行っていることが財務諸表から見て取れる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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