19日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり128銘柄、値下がり95銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は反落。前日比144.15円安（-0.36％）の39596.29円（出来高概算8億1000万株）で前場の取引を終えている。
18日の米国市場は反発。ダウ平均は75.66ドル高（+0.20％）の38790.43ドル、ナスダックは130.28ポイント高（+0.82％）の16103.45、S＆P500は32.33ポイント高（+0.63％）の5149.42で取引を終了した。予想を上回った経済指標が好感され、寄り付き後、上昇。18日から開催されるエヌビディア主催の人工知能（AI）の年次会議への期待に主にハイテクが買われ、相場全体の上昇をけん引した。長期金利の上昇が上値を抑制し、終盤にかけて、上げ幅を縮小し終了。
米国株は上昇と外部環境は良好だが、前日の大幅高の反動などが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。本日昼に伝わる予定の日本銀行の金融政策決定会合の結果や、引け後の植田和男日銀総裁の記者会見などを見極めたいとするムードが強まっており、売り一巡後の日経平均は39500円を挟んでのもみ合いとなった。なお、東証プライム市場の売買代金も2.1兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクスが下落したほか、テルモ、中外製薬、TOPPANホールディングスがさえない。日経平均採用以外の銘柄では、三井E&S、DMG森精機がきつい下げとなった。
一方、東京エレクトロンが切り返しているほか、住友不動産、クレディセゾン、INPEXが上昇。また、一部証券会社のレポートを材料にニデックが買われた。日経平均採用以外の銘柄では、さくらインターネットが続伸。
セクターでは、精密機器、医薬品、ガラス・土石製品、水産・農林業、サービス業などが下落した一方、鉱業、その他金融業、石油・石炭製品、鉄鋼、不動産業などが上昇した。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約83円押し下げた。同2位はアドバンテストとなり、テルモ、中外薬、ソフトバンクG、第一三共、TDKなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約28円押し上げた。同2位はレーザーテックとなり、デンソー、KDDI、住友不、トヨタ、クレセゾンなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 39596.29(-144.15)
値上がり銘柄数 128(寄与度+132.70)
値下がり銘柄数 95(寄与度-276.85)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 37030 290 28.97
レーザーテック 41250 830 11.06
デンソー 2860 52 6.93
KDDI 4585 31 6.19
住友不動産 5023 182 6.06
トヨタ自動車 3592 25 4.16
クレディセゾン 3188 111 3.70
ニデック 6016 135 3.60
豊田通商 9870 90 3.00
JPX 4089 90 3.00
電通グループ 4202 68 2.26
日立製作所 13035 335 2.23
7＆iHD 2166 22 2.20
三井不動産 4580 60 2.00
ブリヂストン 6380 58 1.93
大和ハウス工業 4453 57 1.90
三井物産 6699 54 1.80
小松製作所 4429 54 1.80
東京海上HD 4611 35 1.75
三菱倉庫 4861 94 1.57
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 45260 -840 -83.92
アドバンテ 6531 -155 -41.29
テルモ 5623 -185 -24.64
中外製薬 5982 -163 -16.28
ソフトバンクG 8719 -71 -14.19
第一三共 4862 -74 -7.39
TDK 7440 -68 -6.79
リクルートHD 6463 -56 -5.59
エーザイ 6297 -150 -5.00
コナミG 10135 -125 -4.16
HOYA 19200 -245 -4.08
信越化 6615 -24 -4.00
キッコーマン 9723 -117 -3.90
セコム 11245 -105 -3.50
トレンドマイクロ 7609 -100 -3.33
大塚HD 6231 -93 -3.10
ファナック 4354 -18 -3.00
日産化学 5926 -72 -2.40
安川電機 6272 -65 -2.16
エムスリー 2056 -25 -2.00