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日経平均は69円安でスタート、日産自や楽天グループなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;40345.04;-69.08
TOPIX;2772.69;-4.95

[寄り付き概況]

 26日の日経平均は69.08円安の40345.04円と続落して取引を開始した。前日25日の米国株式市場は下落。ダウ平均は162.26ドル安の39313.64ドル、ナスダックは44.35ポイント安の16384.47で取引を終了した。ボスティック米アトランタ連銀総裁など一部連邦準備制度理事会(FRB)高官が年内の利下げペースが一段と遅くなる可能性を示唆したため、寄り付き後、下落。住宅や製造業関連の指標が予想を下回る中、長期金利は上昇し、終日軟調に推移した。終盤にかけダウは下げ幅を拡大した一方、ナスダックは人工知能(AI)技術への需要増期待を背景としたエヌビディア(NVDA)などの上昇が支援し回復したがプラス圏を維持できなかった。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、3月期末にかけて国内機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)により売りが出やすいとの見方もあった。一方、昨日の日経平均が400円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。また、外為市場で1ドル=151円30銭台と引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、3月末の配当権利取り狙いの買いが期待できるとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、JSH、ハッチ・ワーク、ソラコム、エルイズビーが東証グロースに上場した。

 セクター別では、精密機器、医薬品、陸運業、ゴム製品、卸売業などが値下がり率上位、保険業、鉱業、パルプ・紙、その他製品、情報・通信業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、日産自、ダイキン、楽天グループ、村田製、トヨタ、OLC、JR西、HOYA、パナHD、三菱商、JR東、三井住友などが下落。他方、IHI、小林製薬、スクリーンHD、ディスコ、TOWA、東エレク、川崎船、三菱重、東電力HD、信越化、レーザーテックなどが上昇している。

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