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日経平均は119円高でスタート、丸紅や郵船などが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;40517.17;+119.14
TOPIX;2794.10;+13.30

[寄り付き概況]

 27日の日経平均は119.14円高の40517.17円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日26日の米国株式市場は続落。ダウ平均は31.31ドル安の39282.33ドル、ナスダックは68.77ポイント安の16315.70で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いに、寄り付き後、上昇。ソフトランディング期待も支援し、相場は終日堅調に推移した。しかし、終盤にかけ月末、期末絡みの調整で下げに転じた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。外為市場で1ドル=151円50銭台と引き続き円安・ドル高水準で安定した推移となっていることが、株式市場で安心感となった。また、日経平均が昨日までの続落で500円近い下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。さらに、今日は3月決算銘柄の権利付き最終売買日に当たり、配当や株主優待狙いの買いが入ると期待する向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。特に、取引終了にかけて売りが優勢となったことが市場心理を慎重にさせた。また、3月期末にかけて年金基金など機関投資家によるリバランス(資産配分の調整)に伴う売りが出やすいとの見方も継続したが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は、コロンビア・ワークス(146A)が東証スタンダードに、シンカ(149A)、ダイブ(151A)が東証グロースにそれぞれ上場した。

 セクター別では、海運業、不動産業、電気・ガス業、保険業、卸売業などが値上がり率上位、精密機器が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、丸紅、郵船、三井物、ダイキン、コロワイド、商船三井、ファーストリテ、三菱商、三井住友、オリックス、みずほ、ゼンショーHD、トヨタなどが上昇。他方、三井E&S、ソフトバンクG、キーエンス、アドバンテスト、神戸鋼、信越化、スクリーンHDなどが下落している。

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