29日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり183銘柄、値下がり41銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は反発。前日比298.75円高（+0.74％）の40466.82円（出来高概算7億2000万株）で前場の取引を終えている。
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.29ドル高（+0.12％）の39807.37ドル、ナスダックは20.06ポイント安（－0.12％）の16379.46、S&P500は5.86ポイント高（+0.11％）の5254.35で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産（GDP）確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けて、ダウは上昇も、金利の上昇でハイテクは下落し、まちまちで寄り付いた。連休を控えた調整が続き、終日売り買いが交錯したがダウは強い経済への期待を受けた買いが支え底堅く推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったものの、前日の大幅安の反動などが先行し東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は反発スタート後、全面高の地合いとなったことからじりじりと上げ幅を拡大し前場高値引けとなった。ただ、今晩の海外市場は休場が多いことから売買代金は低迷。前場のプライム市場の売買代金は1.8兆円に留まった。
日経平均採用銘柄では、三菱重が買われたほか、三井不動産、東京建物、住友不動産など不動産株が引き続き強い。このほか、大林組、大成建設、清水建設など建設株も買われた。
一方、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運株がそろって弱いほか、三井化学、ルネサスエレクトロニクス、シャープ、ニデックも売られた。
セクターでは、不動産業、鉱業、建設業、繊維製品、非鉄金属などが上昇した一方、海運業のみ下落した。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約42円押し上げた。同2位は東エレクとなり、アドバンテスト、TDK、リクルートHD、キッコーマン、オリンパスなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはテルモとなり1銘柄で日経平均を約4円押し下げた。同2位はレーザーテックとなり、ファナック、第一三共、安川電、ニデック、ソフトバンクGなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 40466.82(+298.75)
値上がり銘柄数 183(寄与度+331.82)
値下がり銘柄数 41(寄与度-33.07)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 47140 430 42.96
東エレク 39580 320 31.97
アドバンテ 6760 65 17.32
TDK 7540 148 14.79
リクルートHD 6746 117 11.69
キッコーマン 1997 61 10.07
オリンパス 2243 70 9.26
KDDI 4505 37 7.39
住友不動産 5837 221 7.36
三井不動産 1697 74 7.34
ホンダ 1897 34 6.69
ダイキン工業 20775 165 5.49
ニトリHD 23345 525 5.24
アステラス製薬 1656 31 5.16
SCREEN 19840 350 4.66
NTTデータG 2422 28 4.58
京セラ 2030 16 4.26
ヤマハ発動機 1431 41 4.10
トレンドマイクロ 7785 120 4.00
スズキ 1745 24 3.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
テルモ 2744 -16 -4.26
レーザーテック 42640 -290 -3.86
ファナック 4197 -23 -3.83
第一三共 4771 -27 -2.70
安川電機 6351 -53 -1.76
ニデック 6160 -64 -1.71
ソフトバンクG 8955 -7 -1.40
ルネサスエレクトロニ 2644 -40 -1.33
HOYA 18765 -70 -1.17
豊田通商 10300 -30 -1.00
キーエンス 69810 -280 -0.93
エムスリー 2158 -11.5 -0.92
三菱電機 2498 -24 -0.80
任天堂 8235 -24 -0.80
日本郵船 4075 -75 -0.75
SMC 84720 -220 -0.73
ヤマトHD 2157 -19 -0.63
川崎汽船 2014 -19 -0.57
横浜ゴム 4036 -30 -0.50
三井化学 4354 -72 -0.48