29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり162銘柄、値下がり58銘柄、変わらず5銘柄となった。
28日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は47.29ドル高（+0.12％）の39807.37ドル、ナスダックは20.06ポイント安（－0.12％）の16379.46、S&P500は5.86ポイント高（+0.11％）の5254.35で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少、10-12月期国内総生産（GDP）確定値が予想外に上方修正されるなど良好な結果を受けて、ダウは上昇も、金利の上昇でハイテクは下落し、まちまちで寄り付いた。連休を控えた調整が続き、終日売り買いが交錯したがダウは強い経済への期待を受けた買いが支え底堅く推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。ナスダックは金利高が警戒されプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったものの、前日の大幅安の反動などが先行し東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は反発スタート後、全面高の地合いとなったことからじりじりと上げ幅を広げる動きも見られた。大引けに日経平均採用銘柄を中心に需給に絡んだ売りが入ったことで、東証プライム市場の売買代金は5兆円台まで膨らんだ。ただ、今晩の海外市場は休場が多いことから、取引時間中は盛り上がりに欠ける展開となった。
大引けの日経平均は前日比201.37円高（+0.50％）の40369.44円となった。東証プライム市場の売買高は17億5159万株、売買代金は5兆890億円。セクター別では、繊維製品、不動産業、建設業、パルプ・紙、空運業などが上昇した一方、海運業、ゴム製品の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は82％、対して値下がり銘柄は15％となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約42円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、東エレク、TDK、リクルートHD、ニトリHD、スクリーンHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはレーザーテックとなり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位はテルモとなり、ファナック、信越化、エムスリー、ニデック、トヨタなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 40369.44(+201.37)
値上がり銘柄数 162(寄与度+272.78)
値下がり銘柄数 58(寄与度-71.41)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 47140 430 42.96
アドバンテ 6819 124 33.03
東エレク 39570 310 30.97
TDK 7481 89 8.89
リクルートHD 6707 78 7.79
ニトリHD 23600 780 7.79
SCREEN 19965 475 6.33
住友不動産 5797 181 6.03
トレンドマイクロ 7831 166 5.53
キッコーマン 1969 33 5.49
ホンダ 1891 28 5.49
NTTデータG 2428 33 5.49
オリンパス 2213 39 5.19
ヤマハ発動機 1424 34 3.40
アステラス製薬 1644 19 3.08
バンナムHD 2828 30 3.00
KDDI 4482 14 2.80
三菱重工業 1449 84 2.78
積水ハウス 3515 81 2.70
富士通 2490 73 2.41
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
レーザーテック 41800 -1130 -15.05
テルモ 2729 -30.5 -8.13
ファナック 4185 -35 -5.83
信越化 6584 -22 -3.66
エムスリー 2137 -32 -2.56
ニデック 6130 -94 -2.50
トヨタ自動車 3792 -14 -2.33
豊田通商 10265 -65 -2.16
第一三共 4777 -21 -2.10
任天堂 8196 -63 -2.10
安川電機 6343 -61 -2.03
キーエンス 69540 -550 -1.83
富士フイルム 3370 -18 -1.80
HOYA 18740 -95 -1.58
小松製作所 4423 -40 -1.33
資生堂 4093 -37 -1.23
ブリヂストン 6656 -35 -1.17
東京海上HD 4703 -22 -1.10
日立建機 4519 -29 -0.97
村田製作所 2824 -10.5 -0.84