16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり33銘柄、値下がり191銘柄、変わらず1銘柄となった。
昨晩の米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安（－0.65％）の37735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安（－1.79％）の15885.02、S&P500は61.59ポイント（－1.20％）の5061.82で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響
が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。
ナスダック大幅下落を受けて、東京市場はハイテクを中心に売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円を割り込んでスタートした後は、値がさ半導体株の下げなどが影響してじりじりと下げ幅を拡大。大引けにかけてやや下げ幅を縮小したが、円安推移も下支えとはならず、プライム市場の9割近くが下落する全面安の地合いとなった。
大引けの日経平均は前日比761.60円安（－1.94％）の38471.20円となった。東証プライム市場の売買高は19億7840万株、売買代金は4兆7857億円。セクター別では、海運業、石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は10％、対して値下がり銘柄は88％となっている。
値下がり寄与トップは東エレクとなり1銘柄で日経平均を約159円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、アドバンテスト、ソフトバンクG、信越化、TDK、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファナックとなり1銘柄で日経平均を約18円押し上げた。同2位はテルモとなり、ニデック、HOYA、オリンパス、ZOZO、村田製などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 38471.20(-761.60)
値上がり銘柄数 33(寄与度+89.01)
値下がり銘柄数 191(寄与度-850.61)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 4510 114 18.63
テルモ 2641 54 13.99
ニデック 6787 436 11.40
HOYA 17490 470 7.68
オリンパス 2240 52 6.73
ZOZO 3535 101 3.30
村田製作所 2824 39 3.06
中外製薬 5131 26 2.55
ソニーG 12935 75 2.45
資生堂 4046 67 2.19
KDDI 4290 9 1.77
キーエンス 65200 500 1.63
エムスリー 1933 21 1.61
ヤマハ 3210 41 1.34
エーザイ 6052 40 1.31
東宝 5339 368 1.20
京セラ 1918 5 1.18
アステラス製薬 1452 6 0.90
メルカリ 1772 27 0.87
武田薬品工業 4121 26 0.85
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 37660 -1630 -159.86
ファーストリテ 40870 -750 -73.55
アドバンテ 5715 -223 -58.32
ソフトバンクG 8108 -214 -41.98
信越化 6320 -223 -36.45
TDK 7400 -290 -28.44
リクルートHD 6487 -288 -28.25
レーザーテック 40620 -1560 -20.40
トヨタ自動車 3649 -118 -19.29
ディスコ 52700 -2500 -16.35
三菱商事 3492 -142 -13.93
ニトリHD 22355 -805 -13.16
東京海上HD 4640 -227 -11.13
ソシオネクスト 4612 -315 -10.30
豊田通商 9794 -311 -10.17
住友不動産 5650 -286 -9.35
ホンダ 1813 -47 -9.22
三井物産 7190 -280 -9.15
デンソー 2908 -60.5 -7.91
フジクラ 2555 -234.5 -7.67