23日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり125銘柄、値下がり94銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は小幅続伸。前日比99.45円高（+0.27％）の37538.06円（出来高概算7億4000万株）で前場の取引を終えている。
22日の米国市場は上昇。ダウ平均は253.58ドル高（+0.67％）の38239.98ドル、ナスダックは169.29ポイント高（+1.11％）の15451.30、S&P500は43.37ポイント高（+0.87％）の5010.60で取引を終了した。中東情勢の悪化への警戒感が後退したため寄り付き後、上昇。半導体のエヌビディアの反発がけん引したほか、ハイテクで売られ過ぎ感から買戻しが優勢となり、相場全体を支援し、終日堅調に推移。主要企業決算への期待もさらなる買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大し、終了した。
米国株高を受けて、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は37800円台まで上昇する場面があったものの、引き続き半導体株関連が弱かったことで、前日比マイナス圏に突入する場面も見られた。売り一巡後は切り返したが、プライム市場の売買代金が2兆円を下回る薄商いのなか、さえない地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、一部証券会社によるレポートを材料にフジクラが買われたほか、築地再開発などが影響して鹿島建設も上昇。このほか、東京海上、アステラス製薬、味の素が買われた。
一方、ソシオネクスト、レーザーテック、SUMCO、ルネサスエレクトロニクスなど半導体株が引き続き売られたほか、デンソー、日本郵船もさえない。
セクター別では、保険業、電気・ガス業、銀行業、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、金属製品、海運業、ゴム製品、倉庫・運輸関連業、ガラス・土石製品などが下落した。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約52円押し上げた。同2位はNTTデータGとなり、信越化、KDDI、ダイキン、テルモ、アステラス薬などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはレーザーテックとなり1銘柄で日経平均を約12円押し下げた。同2位はデンソーとなり、京セラ、リクルートHD、ソシオネクスト、ディスコ、コナミGなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 37538.06(+99.45)
値上がり銘柄数 125(寄与度+186.74)
値下がり銘柄数 94(寄与度-87.29)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 41990 540 52.96
NTTデータG 2427 64 10.38
信越化 6175 59 9.64
KDDI 4401 42 8.24
ダイキン工業 19880 200 6.54
テルモ 2627 24 6.28
アステラス製薬 1501 25 4.00
東京海上HD 4820 80 3.92
アドバンテ 5282 13 3.40
キッコーマン 1941 21 3.35
中外製薬 5184 34 3.33
味の素 5651 87 2.84
ソフトバンクG 7524 13 2.55
塩野義製薬 7342 75 2.45
伊藤忠商事 6652 75 2.45
第一三共 4657 24 2.35
豊田通商 9470 72 2.35
SCREEN 16195 170 2.22
日産化学 5617 66 2.16
アサヒGHD 5538 65 2.12
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
レーザーテック 33550 -970 -12.68
デンソー 2789 -61 -7.98
京セラ 1913 -20.5 -5.36
リクルートHD 6258 -50 -4.90
ソシオネクスト 3965 -143 -4.67
ディスコ 47000 -620 -4.05
コナミG 9260 -114 -3.73
ファナック 4405 -21 -3.43
ソニーG 12435 -95 -3.11
ヤマハ 3282 -64 -2.09
日東電工 13795 -60 -1.96
ブリヂストン 6771 -46 -1.50
トヨタ自動車 3508 -9 -1.47
ホンダ 1766 -7.5 -1.47
住友不動産 5424 -43 -1.41
ルネサスエレクトロニ 2275 -42.5 -1.39
荏原製作所 12585 -190 -1.24
太陽誘電 3531 -37 -1.21
オムロン 5215 -37 -1.21
任天堂 7492 -33 -1.08