25日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり18銘柄、値下がり207銘柄、変わらず0銘柄となった。
24日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は42.77ドル安(-0.11%)の38460.92ドル、ナスダックは16.11ポイント高(+0.10%)の15712.75、S&P500は1.08ポイント高(+0.02%)の5071.63で取引を終了した。半導体メーカーのテキサス・インスツルメンツの決算を好感し、半導体セクターの買戻しが加速し、寄り付き後、上昇。その後、今週実施されている過去最大規模の国債入札を材料にした長期金利上昇が警戒され失速、相場は一時下落に転じた。終盤にかけ、ハイテクの押し目買いに相場は持ち直したがダウは下落を消せず、まちまちで終了した。
米国株は高安まちまちだったが、決算を発表した米メタが時間外取引で10%超下落したことなどが影響して、東京市場は売り優勢で取引を開始した。指数ウェートが高いファーストリテが大幅安となったことで日経平均を下押し。また、決算を発表したファナックやキヤノンが大幅安となったことも投資家マインドを冷やす材料となった。半導体株も総じて売られたことから前日の上昇分がほぼはく落、全面安のなか日経平均37600円台まで下落した。
大引けの日経平均は前日比831.60円安(-2.16%)の37628.48円となった。東証プライム市場の売買高は15億9431万株、売買代金は3兆9669億円。全セクターが下落するなか、電気・ガス業、鉱業、輸送用機器、不動産業、電気機器の下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は14%、対して値下がり銘柄は84%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約151円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ソフトバンクG、中外薬、信越化、ファナック、アドバンテストなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはエーザイとなり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位はダイキンとなり、第一三共、ニデック、バンナムHD、伊藤忠、アルプスアルなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 37628.48(-831.60)
値上がり銘柄数 18(寄与度+20.24)
値下がり銘柄数 207(寄与度-851.84)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エーザイ 6259 170 5.56
ダイキン工業 20400 130 4.25
第一三共 4766 37 3.63
ニデック 6886 92 2.41
バンナムHD 2939 11 1.08
伊藤忠商事 6909 25 0.82
アルプスアルパイン 1348 18 0.59
ニチレイ 3903 31 0.51
ルネサスエレクトロニ 2534 13 0.41
花王 6407 10 0.33
7&iHD 2050 2 0.20
デンカ 2287 20 0.13
明治HD 3514 8 0.10
東海カーボン 1039 3 0.08
クラレ 1714 2 0.07
帝人 1516 7 0.05
味の素 5686 1 0.03
太平洋セメント 3478 4 0.01
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 41540 -1540 -151.03
東エレク 33600 -1210 -118.67
ソフトバンクG 7603 -152 -29.81
中外製薬 4860 -291 -28.54
信越化 6308 -174 -28.44
ファナック 4455 -158 -25.83
アドバンテ 5342 -93 -24.32
テルモ 2598 -82.5 -21.58
トヨタ自動車 3497 -121 -19.78
キヤノン 4066 -374 -18.34
レーザーテック 33360 -1230 -16.08
TDK 7216 -141 -13.83
NTTデータG 2437 -58.5 -9.56
ディスコ 47080 -1350 -8.83
日東電工 13920 -270 -8.83
日立建機 4394 -264 -8.63
SCREEN 16230 -660 -8.63
ホンダ 1746 -43.5 -8.53
富士フイルム 3323 -84 -8.24
トレンドマイクロ 7769 -231 -7.55