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韓国、イラン戦争長期化で「年内破綻」も?直面する4重苦と最悪シナリオ

イラン戦争の長期化が現実味を帯びるなか、中東依存度の高いアジア経済は深刻なリスクに直面しつつある。なかでも韓国は、通貨安・資源高・エネルギー不足・需要崩壊が同時進行する「4重苦」によって、経済の持続性そのものが揺らぎかねない状況にある。本稿では、ホルムズ海峡封鎖という最悪シナリオを前提に、韓国経済に何が起きているのか、そしてアジア全体に波及する構造的リスクを読み解く。(『 2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済) 2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済) 』)

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※本記事は有料メルマガ『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2026年3月23日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

イラン戦争長期化でアジア諸国は大ダメージ

韓国がイラン戦争長期化によって直面するであろう「4重苦」について解説していく。実際、韓国だけがそうなるわけではないのだが、中東依存していたアジア国家はホルムズ海峡を封鎖されて、遅かれ早かれそういう事態に陥る。

日本は危機に対する備えが盤石なので他のアジア国に比べると多少の余裕はあるのだが、残された時間はそれほど多くない。いま日本商社をはじめとする日本企業が凄まじい勢いで燃料や素材の確保に動いているだろう。

実際、戦争はいつ終わるかわからない。すでに天然ガスがなくなったイランは、薪の生活を余儀なくされた。イランではガスボンベの価格が10倍に高騰し、それに関連して食料価格も上昇。もはや、ガスも使えない。工場の生産停止で、従業員は仕事がない。仕事がなければ賃金が得られず、食糧を買えなくなれば餓死は目前だ。

このような悪循環となっている。人口が多い国は成長速度が速いが、逆に言えば、何かあったときに急速に落ちる。インドは日本のGDPを抜いて4位になると言われていたが、ただの幻想だった。アジアの国々は、ホルムズ海峡封鎖によって、成長率が著しくダウンするのは目に見えている。このまま行けば有事に強い備えがある日本のひとり勝ちである。もちろん、韓国も中国も絶望的だ。

韓国に待ち受ける「最悪の4重苦」

韓国におけるイラン戦争長期化は、韓国経済を年内破綻に追い込むレベルだと私は予測している。

今まで韓国経済を16年ほど観測してきたが、これまで私は、いつ韓国が経済破綻するかについて言及したことはなかった。しかし、イラン戦争長期化で年内破綻する可能性が出てきたのだ。

その原因となるのが、韓国に待ち受ける最悪の4重苦である。

  1. ウォン安&原油価格高騰
  2. 物価高騰&光熱費高騰
  3. 電力不足&工場生産停止
  4. 輸出低迷&内需低迷

韓国を見ていると問題だらけに思えるが、分類すると4つになる。もちろん、ここに入っていないが、米投資3,500億ドルという問題もある。ただ米国は忙しいので、戦争が終わるまでは制裁などはしないだろう。

それでは、(1)から解説しよう。

<(1)ウォン安&原油価格高>

すでにウォンは1,500を突破して、原油価格が100ドルを超えたりしているので、もう起きている事象だ。そして、どちらも韓国の輸入物価を高騰させて、光熱費も高騰させる。ここに電気やガス料金なども含まれる。

しかも、イラン戦争長期化で有事のドルを集める動きがあり、金価格は急落しており、さらにビットコインも駄目。ドルインデックスは再び100越えでドル高である。ウォンが1,500を突破しているので、もう韓国企業がどこまで耐えられるのかは未知数だ。

<(2)物価高騰&光熱費高騰>

次に(2)だが、天然ガスをカタールに依存している韓国は、年内にもガスが枯渇すると韓電が述べている。とはいえ、実際は年末まで持たなそうなので、数ヶ月もすれば韓国の銭湯はすべて廃業していそうだ。もちろんガスだけではない。石油備蓄が200日あるというのも本当か疑わしいので、多くの工場が生産停止に追い込まれるだろう。

さらにガスを他国から買えば、スポット価格なのでガス代は高騰する。先日、なぜか韓国はUAEから原油2,400万バレルを緊急輸入していたが、いくらで買ったのだろうか。そもそもホルムズ海峡が封鎖されていても届くのか。韓国では、ガソリン価格が上がりすぎて、20年ぶりに価格統制を始めた。そこまでしないと買い占めなどで備蓄がなくなるのだろう。

<(3)電力不足&工場生産停止>

発電所はLNGで動いてるので、ガスが足りなくなると、今度は電力が足りなくなる。大規模停電が起こるということだ。さらに韓電の赤字が原油価格やガス価格高騰で凄まじい勢いで増えることが予想されるので、それが電気料金となって消費者に跳ね返ってくる。

<(4)輸出低迷&内需低迷>

最後の(4)は、世界経済がインフレに見舞われるので、輸出が激減する。もちろん、光熱費や物価高騰で内需も壊滅する。いくら半導体・AIバブルが盛況だろうが、生きるのが困難な状況になれば、人々は貴重な電気をAIに使うだろうか。データセンター建ててAIに電力を与えて、自分たちは飢えていく……そんな馬鹿げたことはない。

以上が韓国が直面する4重苦だ。実際、韓国は世界的なイベントの影響をもろに受けるので、韓国を見ておけば先の展開が予想できるのだ。

<先週の韓国証券市場>

日付 KOSPI ウォン コスダック 外国人
16日 5549.85 1497.5 1138.29 -8485億
17日 5640.48 1493.6 1136.94 -1740億
18日 5925.03 1483.1 1164.38  8802億
19日 5763.22 1501.0 1143.48 -18760億
20日 5781.20 1500.6 1161.52 -12402億

先週の韓国経済はKOSPIは強いが、ウォンはフルボッコである。個人がやたらと買い込んでいるが、イラン戦争が長期化しそうなのに、すごい博打である。このまま周辺国の石油インフラがイランに破壊され続けたら、ホルムズ海峡封鎖が解かれても、原油やガスは届かない。すでにカタールは天然ガス施設が破壊されて、復旧に5年がかかると言われている。

韓国KOSPI 日足(SBI証券提供)

もちろん、カタール依存していた韓国はガスが買えなくなった。このようにKOSPIはやたら高くても今週はナイアガラとなっている可能性があるということだ。くれぐれもイラン情勢の最新情報を入手して、売買を行っていただきたい。これは日経やダウなどにも言えることだ。

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  • 660回「イラン情勢悪化でウォンは1500突破でKOSPIもナイアガラ」(3/15)
  • 659回「イラン情勢でウォンもKOSPIも過去最大級の下落!」(3/8)
  • 658回「米国・イスラエルVSイラン戦争勃発!ホルムズ海峡封鎖で日韓経済に大打撃!?」(3/1)

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image by:Meomeow/ Shutterstock.com

2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済) 2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済) 』(2026年3月23日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。

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