一正蒲鉾は14日、2026年6月期第3四半期(25年7月-26年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.6%増の281.65億円、営業利益は同15.0%減の9.73億円、経常利益は同20.3%減の9.24億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.5%減の6.73億円となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は247億円(前年同期比2.5%増)、セグメント利益(営業利益)は8.65億円(前年同期はセグメント利益(営業利益)10.40億円)となった。売上は、2025年3月1日納品分より実施した価格改定による販売価格の上昇に加え、主力であるスティックタイプのカニかまを中心とした販売数量の伸長、ならびに物価高を背景とした節約志向の高まりによるはんぺん商品群の堅調な推移により、前年同期を上回った。加えて、おせち商品についても、「国産原料100%」の高品質商品である「純」シリーズが伸長したことから、同様に前年同期を上回った。利益は、生産性向上や継続的なコスト削減に努めたものの、主原料であるすり身をはじめとする原材料費や労務費の上昇による影響が大きく、前年同期を下回った。
きのこ事業の売上高は32.13億円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益(営業利益)は0.16億円(前年同期はセグメント損失(営業損失)0.06億円)となった。売上は、野菜の生育状況が前年に比べ順調であったことから相場が前年を大きく下回る水準で推移し、まいたけを含むきのこ市場全体が低調に推移したことにより販売価格は下落した。需要期である冬季の販売数量の伸び悩みはあったものの、年間を通じて数量は前年同期を上回る水準を維持した結果、前年同期を上回った。利益は、原材料費や労務費、エネルギー価格が高止まりしているものの、包装部門における合理化・省人化や生産効率の向上によるコスト削減を進めた結果、前年同期を上回った。
運送・倉庫事業の売上高は2.51億円(前年同期比3.0%減)、セグメント利益(営業利益)は0.84億円(前年同期はセグメント利益(営業利益)1.03億円)となった。運送部門は、営業活動を強化し、収益性の高い自社定期便の新規案件を獲得したことに加え、実勢水準に見合った運賃への価格改定を進めた結果、売上・利益ともに前年同期を上回った。倉庫部門は、新規入庫案件の獲得に向けた営業強化を進めたが、食品関連業界における原材料費の高止まり等を背景に、取引先で在庫圧縮の動きが継続した。その結果、当社倉庫における平均在庫量が減
少し、保管回転率も低下したことから収益が伸び悩み、売上・利益ともに前年同期を下回った。
2026年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.7%増の362.00億円、営業利益は同23.4%増の11.00億円、経常利益は同26.8%増の11.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.4%増の7.50億円とする期初計画を据え置いている。