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どう見る8カ月ぶり高値の任天堂 スマホゲーム「Pokemon GO」寄与度は=藤本誠之

11日の東京株式市場で任天堂<7974>が急騰したとの記事に注目です。一時ストップ高となり、約8か月ぶりの高値を付けています。スマホゲーム「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」が米国で人気化したことが株価急騰の要因です。(『相場の福の神 ニュースを半歩先読み』藤本誠之)

任天堂、スマホゲーム人気化で急騰。課金以外にも収益余地

一時ストップ高

11日の東京株式市場で任天堂<7974>が急騰したとの記事に注目です。一時ストップ高となり、約8か月ぶりの高値を付けています。スマホゲーム「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」が米国で人気化したことが、株価急騰の要因です。

【関連】『ポケモンGO』ヒットで株価爆上げ、任天堂の復活劇に潜むリスク=栫井駿介

このゲームの開発に携わった企業は、任天堂の持ち分適用会社で、任天堂への収益貢献は限定的との見方もあるようです。しかし、いままでのビジネスモデルを大きく変換した任天堂には要注目だと考えます。なぜなら、任天堂は、「ポケモン」の他にも「マリオ」などの人気キャラクターを数多く保有しているからです。

また、ゲームでも課金での売上高だけでなく、位置情報ゲームなので、実際の場所にゲーム利用者を連れてくる力があります。「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」を共同開発した Niantic Labs の世界で大人気の位置ゲーム「Ingress」では、日本のコンビニ「ローソン」と組んだ実績があります。今後、「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」も店舗を数多く保有する大企業と組む可能性が高そうです。その場合、課金収入以外に企業からも収益化できそうです。

任天堂<7974> 22,840円(2016年7月12日 終値)

任天堂<7974> 日足(SBI証券提供)

任天堂<7974> 週足(SBI証券提供)

2日連続東証1部値上がり率1位。スマホゲーム「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」人気継続。夜間取引でも更に高騰。

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その他の注目銘柄(2016年7月11日 終値)

全市場 新52週間高値22、新52週間安値12

タカラトミー<7867> 931円

タカラトミー<7867> 日足(SBI証券提供)

新高値更新 「Pokemon GO(ポケモン・ゴー)」関連銘柄として人気化。

ノジマ<7419> 1,959円

ノジマ<7419> 日足(SBI証券提供)

新高値更新 東証1部昇格、月末TOPIX参入期待。

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相場の福の神 ニュースを半歩先読み』(2016年7月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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まいど、相場の福の神こと、藤本 誠之です。原則毎営業日、その日の日本経済新聞のニュースから個別銘柄をご紹介いたします。SBI証券投資調査部 シニアマーケットアナリスト ITストラテジスト オールアバウト株式ガイド

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