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お金が貯まるランチ。京セラ稲盛和夫氏が吉野家の牛丼を好む理由=山田健彦

大物ではない小物な人物ほど、目下だと思う相手には威張り、目上には媚びへつらいます。企業の部課長クラスによくいますが、実はこの違いは「お金の使い方」にもよく表れます。(『資産1億円への道』山田健彦)

昼食にだって“小物感”はにじみ出る。お金に好かれる心構えとは

あなたは将来「大物」になれるか

前回は、お金の取り扱い方を学ぶ機会のない我々日本人は、ほとんどすべての人が程度の差こそあれ、お金で失敗をすること。そしてその失敗にも、傷の浅いものと致命傷になるものとがある、ということを書きました。

【関連】「お金に愛される人」に共通する3つの心構え=山田健彦

そして、お金の使い方はその人の“人間性”をさらけ出すものなので、我々はお金の扱い方を学ぶ必要がある、ということも書きました。

将来大物になろうという意志のある人は、特に気をつけたいものです。

本物の大物・京セラ稲盛氏と小物の「差」

大物と言われる人は、皆自分自身に対する信頼、自信というものをもっています。自分自身に対して、確固たる自信を持っているので、相手によって態度を変えることがありません

大物ではない小物、中物な人物ほど、目下だと思う相手には威張り、目上には媚びへつらいます(企業の部課長クラスの人によくいます)。

これはお金の使い方に関しても同様で、大物は金額の大小に関わらず何にいくら使ったかをきちんと把握しているのはもちろん、その値段が適切であるかなども、厳しく見ているものです。

京セラを一代で築き上げ、破綻したJALを再生させた稲盛和夫氏の昼食は牛丼の吉野家が多い、というのは有名な話です。

一方、中物、小物はお金の使い方が荒く、洋服ダンスや部屋の中は物で溢れかえっています。

ですから、やはりお金の扱い方は後天的に学習したり、習慣づけを行う必要があるのです。

Next: あなたを稲盛和夫にする「習慣」 小さくても偉大な第一歩とは



マイナス金利にひるまず「貯金の習慣」を

ゼロ金利、マイナス金利時代ということで、銀行にお金を預けていてはまったくお金が増えない時代ではありますが、お金に関する習慣で、ぜひ心がけて欲しいのが、「貯金の習慣」です。

特に将来、自分でビジネスを始めたいと考えている人は是非とも「貯金の習慣」を身に付けてください。毎月、一定額の貯金を続けると、それだけで金融機関から信用を取りつけることもできます。

貯金の仕方は、必ずしも一定額でなくても大丈夫です。それよりも額の多寡に関わらず毎月必ず貯金している、という事がその人の堅実性を銀行にアピールすることになります。

将来まとまったお金が必要になった場合も、この堅実性は銀行にアピールし融資を有利に運びます。

また、今はスマホのアプリで簡単に家計簿をつけることができるので、独身のうちからぜひ、家計簿をつけることをお薦めします。

女性であれば、意中の男性に自分の堅実さを示す絶好のアピールになりますし、男性もまた然りです。

なによりも、家計簿をつけると自分がいかに無駄遣いをしているか、がハッキリ分かります。「家計簿などつけなくても、自分は無駄遣いはしていないし、毎月貯金もしている」と思っている人ほど、いざ家計簿をつけてみると、愕然とする人が多いのです。

【関連】「お金持ち」と「普通の人」の分かれ道!? 同じ能力で大きな差がつく理由

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資産1億円への道』(2016年7月13日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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資産が1億円あるとゆとりある生活が可能と言われていますが、その1億円を目指す方法を株式投資を中心に考えていきます。株式投資以外の不動産投資や発行者が参加したセミナー等で有益な情報と思われるものを随時レポートしていきます。

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