マネーボイス メニュー

ミアヘルサHD Research Memo(6):借入金の積み増しにより、成長投資資金を確保

■ミアヘルサホールディングスの業績動向

3. 財務状況と経営指標
2026年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比で2,317百万円増加の15,594百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,897百万円増加し、固定資産では有形固定資産が542百万円、のれんが39百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比2,197百万円増加の11,679百万円となった。未払法人税等が351百万円、賞与引当金が121百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が2,525百万円増加した。純資産合計は同119百万円増加の3,914百万円となった。配当金83百万円の支出に対して、親会社株主に帰属する当期純利益200百万円を計上した。

経営指標を見ると、借入金を積み増したことで自己資本比率が前期末の28.6%から25.1%に低下し、有利子負債比率が同81.5%から143.5%に上昇するなど安全性指標はやや悪化したが、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)は4期連続で改善しており、実質的には財務状況に大きな変化はないと判断される。現金及び預金は4,523百万円と過去最高水準に積み上がり、短期借入金の返済資金だけでなく、M&Aを含めた成長投資資金等への活用を想定している。一方、収益性に関しては売上高営業利益率が3.3%と3期連続で上昇したものの、依然として改善の余地を残しており、今後も各事業における収益性向上に向けた取り組みを推進する方針である。また、ROEに関しては前期の8.4%から5.2%に低下した。売上高当期純利益率が前期の1.3%から0.8%に低下したほか、総資産回転率も同1.76回から1.72回に低下したことによる。同社は中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の業績計画として、2027年3月期にROEを11.4%、自己資本比率を35.0%にそれぞれ引き上げることを目指している。目標達成のハードルはやや高くなったが、収益性のさらなる向上に取り組む方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。