翌週にエヌビディアの決算発表、並びにジャクソンホール会合と二大イベントを控えている中、来週はいったん様子見姿勢が強まっていく展開を想定する。SOX指数は今週13日にも高値からは伸び悩み、週末も上値の重い動きとなった。アプライド・マテリアルズが好決算を発表したにもかかわらず売りが優勢となっており、引き続き半導体株に対する市場での期待感の織り込みは強い状況にある印象。エヌビディア決算がAI・半導体関連株の利益確定売りにつながる懸念は拭い切れない。一方、雇用統計、CPI、PPIなどの指標を見る限り、早期利上げへの警戒感は急速に後退しているとみられる。ジャクソンホール会合への警戒感も薄れているが、ウォーシュFRB議長の講演内容次第では、先行きの市場への情報発信に対する懸念が強まるリスクは残るだろう。
来週は、ホームデポ、ターゲット、ウォルマート、エスティローダーなど、個人消費関連銘柄の決算発表が多く予定されている。AI・半導体関連からの資金シフトのきっかけにとも期待されるが、足下の小売売上高などからは、むしろ警戒感が先行しやすくなりそうだ。個人消費の先行指標とも捉えられ、景気敏感株全般の先行き懸念につながる公算も。中国アリババの決算発表も予定されている。なお、ホルムズ海峡を巡って膠着状態が続く中東情勢に関しては、米国とイランの戦闘終結に向けた最終合意の交渉期限が17日に迫っており、リスク顕在化の余地などには注意したい。
経済指標は、17日に6月対米証券投資、8月NY連銀製造業景気指数、8月住宅市場指数、18日に7月中古住宅販売成約指数、7月鉱工業生産・設備稼働率、7月住宅着工件数・建設許可件数、7月輸出入物価指数、8月NY連銀ビジネスリーダーズサーベイ、19日に7月28-29日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、20日に8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数、21日に8月S&Pグローバル製造業・サービス業PMIなどが発表される。
主な決算発表は、18日にホームデポ、キーサイト・テクノロジーズ、トール・ブラザーズ、19日にアナログ・デバイシズ、TJX、エスティローダー、ターゲット、ロウズ、20日にディア、ウォルマートなどが予定されている。