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マイクロアド—3Q累計営業利益は前年比67%増、売上と各利益で想定上回る進捗、22億円調達でAI基盤構築とM&A強化

マイクロアドは14日、2026年9月期第3四半期(25年10月-26年6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.6%増の144.41億円、のれん償却費、株式報酬費、株主優待費用を考慮した調整後営業利益が同64.0%増の10.54億円、営業利益が同67.4%増の8.62億円、経常利益が同66.3%増の7.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同543.7%増の5.85億円となった。

同社は7月17日にCBを発行し約22億円調達を発表している。CBの割当先であるArena Holdings傘下のDXJ合同会社との戦略提携でAIファクトリー構想の実現に向けたAI基盤構築とM&A強化を発表している。調達資金の使途としては、既存事業におけるインフラ基盤を土台にしたAIファクトリー構築のための投資(AIソフトウェア開発費、GPU・サーバー等のハードウェア調達費、専門人材採用費)に約3.6億円、AIファクトリーを共通基盤として様々な領域へのM&Aおよび戦略的投資資金を用いたデータ経済圏の拡大のため、約17.9億円を充当する予定である。

サービス別の業績では、データプロダクトサービスの売上高は79.31億円(前年同期比14.4%増)、売上総利益は28.06億円(前年同期比19.1%増)となった。同社は主力事業であるUNIVERSEの事業領域拡大に伴い、2026年9月期より事業セグメントを構成するサービス区分を「UNIVERSE-自社プラットフォーム」と「UNIVERSE-他社プラットフォーム」に見直ししている。「UNIVERSE-自社プラットフォーム」では、引き続き生成AI等を活用した生産性改善により売上高・売上総利益ともに前年同期比で増加した。KPIである稼働アカウント数は、新卒社員を中心とした営業社員の増員や営業拠点の拡大といった施策が寄与し、前年同四半期比12.6%増の1,923件と安定的に拡大した。
また、今期より注力している他社の大手SNSや大手動画プラットフォームなどの「他社プラットフォーム」へUNIVERSEのデータ接続する「UNIVERSE-他社プラットフォーム」では、稼働アカウント数が前年同四半期比38%増の1,183件と戦略通り大きく拡大した。これにより同区分の売上高は前年同四半期比58.1%増、売上総利益は同56.2%増と大幅な伸長を見せ、データプロダクト全体の成長を牽引した。

コンサルティングサービスの売上高は65.10億円(前年同期比37.1%増)、売上総利益は16.83億円(前年同期比42.9%増)となった。メディア向けコンサルティングサービスでは、インターネットメディアの広告収益最大化支援において、契約メディア数や広告枠数が着実に積み上がり、売上高は前年同四半期比25.5%増、売上総利益は同12.2%増と好調に推移した。海外コンサルティングサービスにおいては、子会社IPmixerによる海外消費者向けのIPコラボ商品(人気VTuber等のIPとメーカー商品のタイアップなど)の売上が順調に増加した。加えて、訪日観光客向け「インバウンド」と日本企業の海外展開を支援する「アウトバウンド」の両軸で支援するクロスボーダーマーケティング需要も拡大した。これにより、同区分の売上高は前年同四半期比101.6%増、売上総利益は同107.3%増と大きく伸長した。特にクロスボーダーマーケティング事業単体では、2026年9月期第3四半期累計では、前年同期比2.5倍の増収と大幅に拡大している。

2026年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.5%増の177.88億円、調整後営業利益が同65.2%増(同22.6%増)の12.95億円、営業利益が同67.1%増の10.24億円、経常利益が同79.3%増の9.52億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同247.6%増の6.78億円とする5月15日に発表した修正計画を据え置いている。
また、同社は中長期の目標としていた営業利益15億円が射程圏内に入ったことから、AIファクトリーを含む新たな事業戦略に基づいた次の目標計画を次の本決算で開示予定としている。

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