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米テック株安を受け売りが先行するも、押し目買い意欲が強く戻り歩調に【クロージング】

9日の日経平均は小幅に3日続落。11.19円安の69030.92円(出来高概算22億9000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でテック株中心に売りが膨らんだことが嫌気され、東京市場でも半導体・人工知能(AI)関連株中心に利益確定売りが先行。日経平均は続落して始まり、ほどなくして68150.02円まで下押し、取引時間中としては1週間ぶりに69000円台を割り込んだ。また、米原油先物相場が一時1バレル=93ドル台へと上昇したため、インフレや景気悪化への懸念も相場の重しとなった。ただ、押し目を拾う動きが出たほか、時間外取引のナスダック100先物がじり高歩調をたどっていたため、短期筋の先物買いも入り、日経平均は後場に入ると、明確に戻り歩調に転じ、大引けに向けては一時プラスに転じる場面もあった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1200に迫り、全体の7割超を占めた。セクター別では、海運、その他製品、サービス、食料品など25業種が上昇。一方、銀行、非鉄金属、小売、ガラス土石など8業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、アドバンテス、東エレク、リクルートHD、コナミGが買われた半面、ファーストリテ、ソフトバンクG、TDK、イビデンが売られた。

8日の米国市場では主要株価指数はまちまち、なかでもSOX指数が3%を超える下落となった。オープンAIの売上高が一部推計を下回るとの一部報道から、AIビジネスの先行き不透明感が強まり半導体・AI関連株中心に売られた。東京市場もこの流れを受け、オープンAIに出資するソフトバンクGが一時7%を超える下落となったほか、アドバンテス、フジクラなどに売りが波及し、日経平均の下げ幅は一時8
00円を超えた。しかし、オープンAIについて関係者からは「(算定基準の問題で)オープンAIの事業実態が悪化した訳ではない」と指摘する声が聞かれ、次第に主力株が冷静さを取り戻す流れに。

当初はともすればオープンAIショックとなることが警戒されたが、結局は過度な不安感は後退しているようだ。また、本日の取引終了後には安川電が2026年8月中間決算を発表した。本稿執筆時点で内容を精査できていないが、来週初の主力株の動向に影響を与える可能性がある。また、来週にはASMLやTSMCの決算も予定されているだけに、相場の大幅な上下動には警戒が必要だろう。

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