経済的に成功する人には、ある共通点があります。「将来あなたが稼ぎたい夢の金額はいくらですか?」と質問すると、なぜか似た答えをするのです。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
「お金持ちになれたらいいなぁ~」は、貧乏への一本道だった!
お金持ち「最大の共通点」それは…
成功している人は、目標や具体的な行動が明確です。
40歳までに1000万円貯める。その実現のために、毎月6万5000円を年利5%の金融商品で運用する。
このように目標と具体的な行動が明確な人ほど、思い通りの未来を引き寄せることができるのです。つまり、「言語化できないものは、存在しないのと同じ」なのです。
これは、子どもの将来も同じですよ?「〇〇大学に入学する」と具体的な目標を早く立てた人ほど、夢を実現する可能性が高くなります。
目標がある人ほど人生が上手くいくワケ
特に投資をする時は、「〇年後、〇〇〇万円に増やす」というのを具体的に考えて欲しいのです。この目標がないと、リスクを取り過ぎて失敗してしまうのです。
投資のリスクとリターンは、表裏一体です。大きく増える資産は、大きく減らすこともあるのです。
将来を見ることはできませんので、大きく増える資産をたくさん保有することは、リスクの取り過ぎなのです。投資でお金を増やすことはできますが、過度に期待してはならないのです。
堅実なのは、少しのリターンをコツコツと貯めていくことです。「それでは間に合わない!」と焦るのではなく、常に先を見て投資をしましょう。
間に合わないと感じた人は、「節約」をするしかありません。選択肢が狭まる前に、明確な目標と行動を決めておくことが重要です。
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「お金持ち体質」がわかる質問
将来、あなたが稼ぎたい「夢」の金額を書いてみてください。セッションやセミナーなどで、このようなワークショップをすることがあります。
この金額を書くのに、いくつかのバターンがあります。
- 無謀なくらい巨額を書く人
- 堅実過ぎる金額を書く人
- まったく書けない人
傾向を見ると、大抵このようなパターンです。不思議ですね!
この中で、夢が叶いやすいのは、「無謀なくらい巨額を書く人」です。なぜでしょう? 私たちの脳は、想像できないモノは実現できないのです。「夢」の金額ですから、無謀でもいいんです。
「でも無理だろうなぁ~」のワナにご用心
私も毎月6万円も赤字の家計だったのに、「10年で2000万円貯める!」という、わりと無謀な計画を現実のものにしてきました。ただし「夢」で終わらせないのには、コツが必要です。
「夢」を思い描くのは良いのですが、おとぎ話や魔法の国のように「〇〇〇になったらいいなぁ~」と強く念じても夢は叶いません。
なぜかと言うと、「なったらいいなぁ~」は、「でも無理だろうなぁ~」という心理が働いてしまうのです。
「ピンクの象を想像しないでください」と言ったら、ピンクの象を想像しませんでしたか? 脳は、否定形が理解できないのです。
つまり、「タラ・レバ」は実現しないのです。
夢見る夢子ちゃんでは、夢を実現できません。具体的に行動できるくらいに「自分自身が納得できない」と、現実化はしないのです。
『教育貧困にならないために』(2017年6月21日, 23日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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