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アベノミクス相場の総仕上げ「大型株祭り」が始まろうとしている(11/10)=Mrブライアン

本日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。上げ幅は今年最大で、2015年9月9日(+1343円)以来およそ1年2カ月ぶりの大きさとなった。(『THE相場観!』)

高まる大型株相場の可能性。アベノミクス相場の総仕上げとなるか

日経平均、今年最大の上げ幅

■10日 大引け
  • 日経平均:17344.42(+1092.88)
  • 売買高:32.0億株
  • 売買代金:3.4兆円
  • 騰落レシオ:118.42%
  • 25日線かい離:+1.55%
  • ドル円は105円70銭台、ユーロ円は115円60銭(17時現在)

本日の日経平均は3日ぶりに大幅反発。上げ幅は今年最大で、2015年9月9日(+1343円)以来およそ1年2カ月ぶりの大きさとなった。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 15分足(SBI証券提供)

予想に反して米大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏の政策に対する警戒感が和らぎ、前日の欧米株式相場は軒並み上昇。外国為替市場で円相場が1ドル=105円台に下落したこともあり、日本でも投資家心理は強気に傾いた。

市場では「当面は為替にらみの展開だろう。想定為替レートを1ドル100円に見直した国内企業も多い。1ドル104円~105円台なら、日本株を十分下支え出来るレベル」との声がありました。

米ドル/円 15分足(SBI証券提供)

日経平均のテクニカルでは、本日5日線・25日線・75日線を大きく上抜き、5日線は再び上向きに転換したので押し目を作りながらも右肩上がり相場が期待されます。

目先の心理的な節目は、前回跳ね返された17500円となります。下値メドは、25日線17079円になります。

Next: 「日経平均株価は今年末に1万8000円まで上昇」の見方も



「日経平均株価は今年末に1万8000円まで上昇」の見方も

今回の相場(2月と6月の15000円割れのW底からの上昇相場)は、アベノミクス相場の総仕上げの相場となる可能性が出てきました。

本日の日経平均が今年最大の上昇幅となった要因の一つに、「昨日、米長期金利が約9カ月ぶりに2%台に上昇したこと」が挙げられます。「米長期金利の上昇 → 米国経済の成長加速 → 円安・ドル高 → 日本株上昇」というメインシナリオで、「日経平均は年末に1万8000円に上昇する」との見方も出始めました。

本日のA会員推奨銘柄で、2013,04,04の黒田バズーカ1の時以来の「出来高急増銘柄」があります。

米長期金利の上昇は、上記のように株高要因になります。出来高上位10傑のシェアが30%を越えてきて、東証1部の出来高が30億株を超えてきましたので、いよいよ大型株相場の可能性が高まってきました。

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THE相場観!』(2016年11月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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2025年に日本では団塊の世代の年齢層がほぼすべて75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護、年金などの社会保障費が急増して財政危機の引き金になりかねないと危惧されています。また年金を管理運用しているGPIFが2016年6月に発表した運用報告では、国内株式の評価損が響き、約マイナス5兆円を計上したことでマスコミが騒ぎました。ただこれも株式運用ではなく、債券やそのままキャッシュで運用していたら20年後には200兆円の年金はなくなるのです。将来にいろんな不安を抱えながらの株式投資になりますが、自分の年金くらいは株式運用で増やしていきましょう。それが私がメルマガを通じてお伝えしたい主旨です。

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