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ストレスゼロ国家誕生! 意外に明るい「日本の100年後」を予測する=武田邦彦

幼い頃に思い描いた「21世紀」は、漫画やアニメに出てくるような世界だったという人は多いのではないでしょうか? しかし、いざなってみると空に車は飛んでいないし、人間は普通の家に住んでいます。しかし、メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で中部大学教授・武田邦彦先生は、たった200年前は江戸時代。「100年後の日本は激動の変化を遂げているに違いない」との期待を込めて、未来を予想しています。

失業も犯罪もストレスもない世界に!? 武田教授の「100年後予測」

「100年前はひどい毎日だった」と皆が驚いている

100年後に日本列島に住む人たちは「100年前ってひどい毎日を過ごしていたんだねとビックリすると思います。現在、日本列島ではほとんどの野生動物を見ることはできず、山の中間で民家が散在しています。そして都会に住む者も近代化された非人間的な空間の中で、やれ銀行の通帳をなくしたの、定期券を落としたのと毎日、ストレスの塊のなかで生活しています。

100年後、それはすっかり姿を消しているでしょう。

人々はドームの中で生活している

まず自然との関係ですが、今までのように「山奥にはシカがいる」という様に「動物の住むところを限定する」という考えから、「人間がドームの中で生活する」という考え方に変わり、「都市ドーム」という昔のお城のような中で人間が生活し、原則としてドームの外は「田畑、林野、雑木林」などで「動植物の領域」になります。

都市ドーム」の中は、天井があり、冷暖房、免震構造で作られ、暴風雨なし、猛暑・極寒なし、地震なし、有害物質なし、空気綺麗…な生活環境が保たれています。傘も持たず、天気予報はなくなります。地震が来ても免震構造で揺れませんから、地震予知は不要で、津波はドームの外までしか来ません。天変地異で命を脅かされることから完全に解放されます。

また、すべて天井のGPSで管理されているので、自動車事故なし犯罪なしです。そして天井からの情報ですべての人は「個人の秘密が完全に守られているが、お金を自由に使い、楽しめる情報を瞬時に手に入れ、犯罪にあったらすぐ警察にその映像が届く」という安全安心の生活が保証されます。

Next: 酔っ払っても大丈夫、失業の心配もなし! 100年後の日本社会



生活上のストレスは極限まで減っている

すでに岐阜共立銀行では通帳がないのですから、目の前に来ていますが、銀行の通帳、免許証、印鑑、定期券、切符などすべての個人に付随するものは総合情報管理システムで記憶されています。お酒を飲んで自宅に帰ろうと思ったら、近くにある無人のタクシーに乗っただけで顔認証と音声指令で望みの所に安全に運んでくれます。

「あっ!忘れた!」「どこに行ったかわからない!」「盗まれたっ?」というストレスはすべてなくなり、自分の身一つですべての手続きや電車などに乗れ、スマホ改良型(もしかすると自分の頭に埋め込みになるかも知れない)から、どんな情報も瞬時に知ることができます。もちろん、英語は完全自動翻訳ですから、相手の英語は日本語で聞け、自分の日本語は相手に英語でも中国語でも伝わります。

タクシーの運転手や英語の先生が失業するなどと心配する必要はありません。新しく精神的なストレスの少ない仕事が山のように発生しますから、失業の心配などありません。産業革命の時のイギリスでも「機械が導入され、仕事がなくなる」という騒ぎがあったのですが、社会の効率が良くなるということは必然的に仕事は増えるので、想像力のない人が心配するだけです。

「自然との共生」が当たり前になっている

動植物にとっても朗報です。

ドーム(1つのドームに約1万人程度が住み、巨大ドームには100万人程度が収容できます)とドームは、高速道路や高速鉄道などで結ばれ、コーヒーを飲みながら移動します。途中で降りたければ降り、そこには素晴らしい自然が待っていて、平地に拡がった畑、リスが跳ねる芝生、向こうに森林、近くにバーベキュー屋さん…という感じです。

環境運動家は「自然と共生」などと言っていますが、具体策がありません。この都市ドーム方式では、規則を守ることができる人間がドームに閉じこもり動植物は自由にという逆転の発想ですから、矛盾は生じません。山奥には広葉樹を植えて、ドングリなどを野生動物が食べ、森林を利用するためにドームに近いところには針葉樹と製材工場を配置します。

火力発電所、大規模工場、浄水所などは適宜、ドームからの適切な場所に設置し、そこまでは専用の道路と鉄道が配置されています。でも、すでにほとんどの工場がAIで自動運転になっていますので、監視はドームの集中管理で行います。

Next: 100年あれば世界は変わる、世界は良い方向に進んでいる



時代は常に進歩し、日ごとに良い方向に進んでいる

今からたった200年前。まだ日本は江戸時代(伊能忠敬や天保の改革の時代)で、武士は刀を差し、もちろん鉄道もなく電気もない時代でした。

そして今からたった100年前。1920年というと、日本人の平均寿命は男女とも43歳

やっとヨーロッパ文化が入ってきましたが、民家はすべて木造で平屋トイレはくみ取り風呂は外、寒さに震えて火鉢を囲んでいた時代です。

【関連】人工知能(AI)は敵か、それともブラック労働から私たちを救う解放者か?=東条雅彦

それと比較すると、すでに私たちは想像を超えた社会に住んでいます。そして、「昔に戻りたい」という人がいないように、時代は常に進歩し、日ごとに良い方向に進みます。ただ、人間の心の汚れが意地悪無用な規制などを生んでいますので、それだけに注意することは必要かと思います。

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※本記事は有料メルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』2017年8月23日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』(2017年8月23日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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中部大学教授の武田邦彦です。主に環境問題や資源に関して研究を行っております。私のメルマガでは、テレビや雑誌新聞、ブログでは語ることが出来なかった原発やエネルギー問題に鋭く切り込みます。また、皆様のご質問にもお答えしますので、気軽にお尋ねください。

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