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昨日今日の出来高を見よ、日経平均株価の上値は余程軽い!(10/3)=橋本明男

株価が窓を開けて上がってくると、調整を待ちたくなるのが投資家心理。しかし相場が強いときほど、「押し目待ちに押し目なし」の展開になるものです。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

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調整に入るのはまだ早い、日経20800円台までは余裕の射程圏だ

強い!

今日は日経平均の動きが際立っておりました。もちろんTOPIXに比べて出遅れていたということもあるでしょうが、先物を売っていた向きの踏みが入っているような感じが致します。

日経平均は213円高の20614円、TOPIXは10.84ポイント高の1684.46ポイント、出来高は概算14億5千万株で終わっております。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

TOPIX 日足(SBI証券提供)

驚くのは昨日、今日の出来高です。日経平均が20600円台、2年振りの水準まで上がって来たにもかかわらず、わずか14億5千万株。よっぽど軽いのではないでしょうか。

さて、これだけ窓を開けて上がって来ますと、1回で下げるのでは?と思うのが投資家心理ですが、相場が強い場と申しますのは、まさに押し目待ちに押し目なしとなります。

私は、まだ調整に入るには早いと思います。この相場が大相場という前提で考えますと、TOPIXが1700ポイント台に乗せるまで、あとわずか16ポイントのものですから、今日のNT倍率から考えますと、日経平均が20800円台に乗せるまで、すなわち2年前の高値前後までは、このまま上がって行くと思われます。

調整が入るとすれば、そこからでしょう。そして、その調整といっても、3日も押せば即始まるはずです。

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さて、個別銘柄ですが、日経平均、TOPIXの動きに連動しない銘柄が多いわけですが、今日の大引けで調整終了、再度上昇に向かうと思われる動きをした主力株がずいぶんあります。

トヨタ<7203>新日鉄<5401>野村HD<8604>などですが、中小型の材料株でも合同鉄<5410>石塚硝<5204>日証金<8511>と面白い物だらけです。

では、御健闘を祈ります。

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相場コラム『わしの罫線』』(2017年10月3日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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