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暴騰するビットコインの未来をゴールドマンと「1%の富裕層」はどう見ているか?

株式、債券、不動産…どの国のどの市場も高値水準にある中、もしバブルが弾けたら富裕層のマネーはどこに逃避するのか?それが仮想通貨市場である可能性は?(『カレイドスコープのメルマガ』)

※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2017年11月16日第231号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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※本記事はビットコインの購入を推奨するものではありません。この記事を投資の参考になさらないようしてください。

2018年、行き場を失った富裕層のマネーが仮想通貨に殺到する?

「新しい避難先」としてのビットコイン市場

毎年この時期になると、「2018 MARKET PREDICTION」のように、欧米の主流メディアや経済雑誌が、翌年の相場の予想を出します。

もちろん、欧米も日本も、各国中央銀行の談合による通貨切り下げ競争を継続してきたせいで、「経済崩壊」のトレンドは変更されません

欧州が先か、日本か、それとも米国か。株式、債券、不動産…どの国のどの市場を見てもバブルの水準にあり、誰もが市場をクラッシュさせるトリガーを引く条件を整えています。

そのとき、市場をパンパンに膨らませている資金は、いったい、どこに逃げるのでしょう?債券市場もバブル状態なので、株式から安全資産とされている債券への移動は考えにくいでしょう。

用心深い投資家たちは、市場が崩壊しないように、いち早く、そして、そろそろと資金を引き上げてノーポジションにしたいと思うでしょう。その一部を、金(ゴールド)や銀(シルバー)などの貴金属の現物に移動させるかもしれません。

残りの膨大な資金は、タックスヘイブンへ?

しかし、パナマ文書パラダイス文書の暴露が続いて、多国籍企業や大富豪の租税回避の実態が暴かれつつある以上、こちらも安全な資産逃避先とは言えなくなりました。

そこに、新しい資金の避難先が見つかりました。それは、ビットコイン市場です。
<中略>

ハイパーインフレ下のビットコインは値付かずの高値になる

今年はじめから、インフレの激しいジンバブエでは、ムガベ大統領の独裁体制を終わらせる軍部の動きが活発になっていました。

そして、それは今月15日に訪れました。ジンバブエの軍が国営放送局を占拠して権力を掌握したのです。

ジンバブエのインフレは、2000年前から始まり、独裁政権によって、ハイパーインプレに突入。2008年には、なんと5000億%のインフレ率を記録しました。日本円換算では、2015年6月の時点で、1円=300兆ジンバブエドルのレートになります。

ジンバブエの自国通貨は10年以上前に破綻しており、人々はフィアット紙幣(法定不換紙幣)をトラックに積んで移動するわけにもいかず、購買力を他の代替手段で温存する方法を模索していました。

それが、ビットコインです。

ビットコインであれば、ジンバブエドルでビットコインを買ったときの購買力を維持できるだけでなく、持ち運びに苦慮することもありません。

ジンバブエの仮想通貨取引所では、今年9月26日の時点で、1ビットコインが7200ドル(81万円)前後で取引されていました。この時点における日本の仮想通貨取引所のビットコインの価格は約43万円でしたから、なんと85%ものプレミアムがついて取引されていたのです。

世界中のメディアが、急激な価格上昇を続けるビットコイン・バブルを喧伝する中で、ジンバブエでは、上昇を続けている価格のさらにその2倍弱まで値が上がっていたのです。

日本や米国のように、通貨バブルが懸念されている国においては、まだハイパーインフレの恐怖からは、少し距離があります。

ジンバブエのような自国通貨を国民の誰も信じなくなった国では、85%のプレミアがついていようと、通貨の凄まじい減価に対抗するにはビットコインで価値を保護する以外に方法がなくなっているのです。

彼らにとっては、損した、得したより、明日の命のほうが問題なのです。

ヒットコインは、過度のインフレになると、フィアット通貨のくびきから解かれて、異常な値上がりを示すようになることが証明されたのです。

Next: ビットコインを注視するゴールドマン・サックスCEOの意味深ツイート



ゴールドマン・サックスCEOの「意味深ツイート」

読者のみなさんは、ここで、大いなる疑問がふつふつ湧き上がってきたことでしょう。

なぜ、世界の商品先物取引を牛耳っているシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のような“信用のある公的な取引所”が、ビットコインの先物取引を開始するのか、という謎です。

そして、なぜ、このタイミングで、ゴールドマン・サックスのロイ・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)が、ビットコインについての意味深なツイートを投じたのでしょう。

「まだビットコインについて考えている。 結論はない。支持もしないし拒否もしない。紙幣が金(ゴールド)に置き換わったときも、人々は懐疑的であったでしょう」

彼は、ネット上では寡黙なツイッタラーとして知られています。めったなことではツイートしないのです。

しかし、ツイートした同じ日に、ブルームバーグが、「米銀ゴールドマン・サックス・グループは、顧客によるビットコインや他の仮想通貨の取引を支援するビジネスの開始を検討している」と報じたのです。

「内部の検討事項であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ゴールドマンは仮想通貨の専門家と協議しているが、ビジネスプランやスケジュールはまだ策定されておらず、ビットコイン関連の投資も同行は行っていない。顧客の要求をどのように把握するかや、不安定な仮想通貨のリスクをどのように捉えるかといった問題の答えを探っているという」

とのこと。これは何を意味するのでしょうか?

Next: ゴールドマン・サックスの顧客は「1%」の人々である



ゴールドマンの顧客は「1%」の人々

ゴールドマン・サックスとは、多国籍企業などの大企業や富豪を上得意とする投資銀行で、一般市民のうちの、多少の小金持ちでさえも顧客としていません。つまり、「1%」の人々の資産を管理し、増やすことを目的としている金融機関です。

ロイ・ブランクファインCEOのツイートは、ゴールドマン内部からのリークを打ち消すように投じられました。

彼らが「ビットコインを検討する」と言うとき、それは、数兆、数十兆、数百兆円にも及ぶ「1%」のエリートたちの資産を効果的に、かつ安全に保護する手段のひとつとしてビットコインを位置付けていることを意味します――

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トランプラリーはドレッシング相場

震源はイタリア?それともドイツ?

バブル崩壊はこの順番か?

韓国の知識層からのメール


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世界的な右傾化の流れは、通貨システム崩壊の予兆
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ビットコインの最小単位である「1Satoshi」はJPY換算で11円に相当
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中国とロシアがビットコインを禁止する本当の理由
マイニングの新規参入が増えるとシンギュラリティーが早まる!?
仮想世界で繰り広げられている、もうひとつの通貨戦争
国土安全保障省(DHS)と国家安全保障局(NSA)は、正体をつかんでいる
「ありてあるもの」を人工的な創造物で代替えしようとしている人々
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「ビットコインは、反政府で反規制という幻想を人々に与える」
「サトシ・ナカモト」の正体をつきとめようと、連日議論されているフォーラム
ビットコインは、数々の伝説の人物を生み出した
「サトシ・ナカモト」である最有力候補
なぜか、ディスインフォメーションを連発する米国メディア
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11月配信分
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・恐怖のサイン点滅!2018年からは銀行システムの外側に避難すべき!(11/27)
・2018年の激動の年を前に避難先を失った富裕層の資金がビットコインに流入する!?(11/16)
・ドル崩壊のときにビットコインは本物の資産として通用するのか(その2)(11/13)
・号外【ビットコインに激変】(11/13)
・ドル崩壊のときにビットコインは本物の資産として通用するのか(その1)(11/9)
・「超権力」が人工知能を導入する前に各国政府は準備しなければならない(その2)(11/5)
・「超権力」が人工知能を導入する前に各国政府は準備しなければならない(その1)(11/2)

10月配信分
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その4)(10/30)
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・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その2)(10/23)
・SDRの暗号通貨化を計画するIMFと表舞台から姿を消すビットコイン(その1)(10/19)
・中国とロシアは膨大な金(ゴールド)を背景に米ドルを崩壊させる(10/12)
・衆議院総選挙に忍び寄る親ワシントン(グローバリズム)の影(10/5)

9月配信分
・円を金(ゴールド)に替えて中央銀行の通貨システム詐欺の外側に避難する(9/28)
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・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その3)(9/26)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その2)(9/24)
・グローバルなベーシック・インカムが、ブロックチェーンによって開始された!(その1)(9/21)
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