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ドル円に新展開か? 転換点は113円25銭〜各通貨ペンタゴンチャート分析=川口一晃

米ドル/円は上昇トレンドの下落局面、買いポジションへの転換は113円25銭を終値で超えること――正五角形の黄金比率で相場を読み解く「ペンタゴンチャート」の第一人者・川口一晃氏による最新の各通貨ペア分析をお届けします。(☆ペンタゴンチャート分析<為替編>

※本記事は『☆ペンタゴンチャート分析<為替編>』(2018年11月25日号)の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本稿で割愛したビットコインの展望もすぐ読めます。

ペンタゴンチャートの見方
(1)ローソク足(値段)は各辺に沿って動いたり、各点に引き寄せられる
(2)各点が変化日になる
(3)各点に引き寄せられたもののその点に到達できなかった場合には反転する
(4)中心点の上方を通過すれば次のペンタゴンは上方か真横、下方を通過すれば真横か下方に付く
(5)時間の逆行は起きてはいけないこととされている

米ドル、ユーロ、豪ドル、ポンド 各通貨ペアチャート分析

米ドル/円 次の展開を窺う

先週のレポートでは、ADラインに注目した。下げ止まりから堅調な展開へと移行するのであれば、上値抵抗線であったADラインを超えていくことが求められたからだ。実際には、ADラインを超えることはできなかったが、ADラインの真下で横ばいの動きが続いている。
次の注目日は11月26日前後である。

A点水準:約113円25銭
C点水準:約110円50銭

今週のポイントは新しい流れが出るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。週明けにC点が位置する時間帯を通過していく。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。堅調な展開に移行するのであれば、少なくとも上値抵抗線ADラインを超えていくことが求められる。逆に、上値の重たい展開が鮮明になるのであれば、CDラインを割り込み、112円台を割り込んでいくことになろう。

<トレンドのポイント(長期)>
上昇トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、113円25銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。上値抵抗線ADラインが効いている。また、B点が位置する時間帯より下落が続いている。そして、p点とのダブルトップを形成しているからだ。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。また、下値支持線CDラインも控えている。

ユーロ/米ドル 上値を抑えられる

先週のレポートでは、ACラインに注目した。堅調な展開が続くのであれば、上値抵抗線として位置しているACラインを超えていくことが求められたからだ。実際には、ACラインを超えることは出来ず、ACラインに沿って推移をしている。
次の注目日は11月26日前後である。

A点水準:約1.055ドル
B点水準:約1.125ドル
C点水準:約1.17ドル

今週のポイントは、上値の重たい展開に移行してしまうのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
ACラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、早急に上値抵抗線であるACラインを超えていくことが求められるからだ。逆に、このままACラインを超えることが出来ないのであれば、上値の重たい展開に移行してしまう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、1.133ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
底堅い動きを維持している。A点が位置する時間帯より反発に転じ、ABラインを超えているからである。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性も出てきた。右肩下がりの上値抵抗線ACラインが存在している。しかも、そのACラインに沿った動きを見せている。また、B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。

Next: ユーロ/円 どちらに放れるか | 豪ドル/円 ミニダブルトップか



ユーロ/円 どちらに放れるか

先週のレポートでは、BCラインに注目した。堅調な展開に移行するのであれば、上値抵抗線であるBCラインを超えていくことが求められたからだ。実際には、BCラインを超えることはなく、ほぼ横這いに推移した。
次の注目日は11月30日前後である。

A点水準:約123円
B点水準:約131円
C点水準:約128円

今週のポイントは、どちらの方向に放れていくのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ACラインおよびBCラインに注目したい。上値の重たい展開が続くのであれば、下値支持線ACラインを割り込んでいくことになる。逆に、堅調な展開に移行するのであれば、上値抵抗線BCラインを超えていくことになるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、128円90銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開が続いている。上値抵抗線BCラインが存在している。また、B点が位置する時間帯を通過した後は値を上げることなく推移しているからだ。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性も残っている。右肩上がりの下値支持線ACラインが存在している。また、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があるからだ。

豪ドル/円 ミニダブルトップか

先週のレポートでは、B点に注目した。B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過することで、新しい流れが出るのか否かがポイントになるからだ。実際には、B点が位置する時間帯を通過した後より値を下げてきている。
次の注目日は11月27日前後である。

A点水準:約84円50銭
B点水準:81円
E点水準:約80円

今週のポイントは、上値の重たい展開が鮮明になっていくのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。週明け早々にD点が位置する時間帯を通過する。したがって、上値の重たい展開が鮮明になるのか、それとも堅調な展開に移行するのかがポイントになるからだ。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、82円25銭を終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開となっている。B点が位置する時間帯に高値を示現後、下落に転じている。また、上値抵抗線DEラインが存在している。そして、ミニダブルトップを形成していると考えられるからだ。この場合、E点を意識した動きになっていこう。

<第2シナリオ>
堅調な展開に移行する可能性も残っている。D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。また、B点の上方を通過したことで、底堅い動きが期待できるからだ。この場合、DEラインを超えて、ADライン水準を意識した動きになっていこう。

Next: ポンド/円 下げ止まるか



ポンド/円 下げ止まるか

先週のレポートでは、BDラインに注目した。下げ止まるのであれば、右肩上がりのBDラインに沿って推移していくことが求められたからだ。実際には、BDラインを割り込んでしまったのだが、BDラインから下放れることなく下げ止まってはいる。
次の注目日は12月3日前後である。

A点水準:約148円
B点水準:約142円

今週のポイントは、下げ止まりから落ち着いた動きになるのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>
CDラインに注目したい。下げ止まるのであれば、右肩上がりのCDラインに沿って推移していくことが求められるからだ。逆に、早々に割り込んでしまうと安値を試す動きになっていこう。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの下落局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、売りポジション。
買いポジションへの変更は、146円50銭を終値で超えることである。

<現在のシナリオ>
上値の重たい展開は続いている。下値支持線と期待されたBDラインを割り込んでしまっている。また、B点が位置する時間帯より下落が続き、C点が位置する時間帯を通過した後も上値の重たい展開となっているからだ。CDラインを割り込んでくると、140円前後を試す可能性が出てこよう。

<第2シナリオ>
下げ止まりから落ち着いた動きになっていく可能性が出てきた。下値支持線CDラインが控えている。また、p点とのダブルボトムを形成する可能性もあるからだ。

南アフリカランド/円

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