東証1部市場の値上がり銘柄数、値下がり銘柄数を数値化した「騰落レシオ」という指標をご存知でしょうか?今回はその指標の有用性について解説します。(『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』)
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先週の調整も、騰落レシオで事前にわかった?
80を割り込めば買い、120を超えれば売りの目安に
騰落レシオは通常、東証1部市場を対象に値上がり銘柄数、値下がり銘柄数をそれぞれ25日分合計、その対比を算出したものです。
80を割り込めば買い、120を超えれば売りといわれています。100%当たるわけではありませんが、過去を振り返ってみると結構当たっているかも、と思うところがあります。
たとえば最近では、2月4~6日に日経平均は何度もザラバで2万900円を超え、2万1,000円台乗せもあるだろうと思われました。
騰落レシオをみると
2月1日 105.19
2月4日 119.80
2月5日 133.06
2月6日 124.23
2月7日 109.70
2月5日の騰落レシオ133.06は18年9月30日以来の130台でしたが、18年の年間最高値(終値ベース)はその2日後の10月2日の2万4,270.62円。
では、騰落レシオの低い時はどうかというと、18年12月25日には65.64まで低下しました。
騰落レシオの60台は年間に数回あるかどうかという水準ですが、やはりこの12月25日の万1,9155.74円を底にして上昇に転じました。
株式市場の上昇・下降の背景はその都度異なりますが、騰落レシオはあまり「うそ」をつかないように思います。
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『証券アナリスト武田甲州の株式講座プライム』(2019年2月10日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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証券アナリスト武田甲州が、経済やマーケットの先読み・裏読み情報を毎週月曜日に発行。2008年3月のセミナーでは米国で最大300兆円の公的資金投入を予想。2008年9月末時点で米国のゼロ金利、量的緩和政策実施を予測するなど大胆な未来予測情報もあります。