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若さは資産。「整形に50万円」が自己投資として大成功なワケ=垣屋美智子

「整形費用50万円は自己投資としてアリ?」「自分が勤める会社の株を買うのは投資としてどう?」など、お金の悩みに資産運用アドバイザーがズバリ答えます。(『垣屋美智子の「キイトク」』垣屋美智子)

※本記事は有料メルマガ『垣屋美智子の「キイトク」』2019年11月4日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:垣屋美智子(かきや みちこ)
日本生まれ香港育ち。香港で高校を卒業したのち、単身渡米、University of California, Berkeley卒業。株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)でPSP、PS3のビジネスディベロップメントを担当。2006年から2016年まで外資系証券会社、外資系運用会社にて株式アナリストとして、テクノロジー企業の業界調査や業績分析に従事。現在はスタートアップ企業の財務・経営支援をする他、事業分析力と会計知識を生かし、「誰でも今すぐできる」をテーマにマネー、ライフ、キャリアについて執筆、講演活動も行なっている。主に著書に『使えば増える! お金の法則 ―ワクワクしながら資産づくり』(時事通信社)など。

お金の疑問に『使えば増える!お金の法則』著者がズバリ回答

読者さんからの質問「整形に50万円かけようと思いますが、どう思いますか?」

ご質問ありがとうございます。この質問がきたのはタイムリーですね。

最近、周囲がにわかに整形ブームでして、知り合いが整形したり、整形事業を始めようとする女性起業家をサポートしていたりします。

友人でもある金融関連事業経営の社長は、二重まぶたの整形は20分の施術で30万円をとるので、これをベンチマークに事業をやっているとのことでした。

話はそれましたが、はい、整形に50万円、自己投資としてやりたいなら良いと思います。安全性だけ確認ください。

美しさ・若々しさは「資産」

もはや整形はアンチエイジングです。

昔のように二重にするとか鼻を高くするとか、本来の自分でないものに変えるのではなく、5歳外見を若返らせるくらいの話です。

そんなのもったいないと言う人はいると思いますが、トランプ大統領しかり、健康や美容にお金をかける時代ですからね。若々しさも資産と言えるでしょう。

お金をどんな資産に変えるか。それを決めるのは自分

何にお金を使い、どうやって資産に変えるか、それを決めるのはあなた次第です。

綺麗になりたいと思っているあなたがやりたいと思うのですから、きっと人生が変わるのではないでしょうか。

整形ではないですが、私も昨年末にレーシック手術で50万円ほどかけました。普通に良い投資だったと思っております。

子供の頃には歯列矯正もしました。これも100万円ほどかかっているはずです。大口で笑う時に「歯並び綺麗」と言われるので良いです。

また、5年くらい前に顔の小さなホクロをすべて取りました。「別に気にならないから必要ないんじゃない?」と母からは言われましたが、私が取りたかったので、取って満足しています

その満足度を見てなのか、最近、私の母は自分の顔にある大きなホクロを取っていました(笑)。

Next: 自分が働いている会社の「株」、買うのは投資としてアリ?ナシ?



読者さんからの質問「自分の働いてる会社の株を買うのは投資としてどうですか?」

上場企業で働いている20代です。給料だけではお金が稼げないので、何かしないといけないと思っています。垣屋さんは株で儲けるのは情報量が少ないから難しいとおっしゃっていましたが、自分が働いている会社の株を買うのはどうですか? 営業をしていて、新製品の売れ行きも大体わかるので、情報量は多いと思いますが」。

あなた自身が勤める会社の株は「オススメできない」

ご質問ありがとうございます。結論としては、投資の常識的なルールにそぐわないので、自分の勤める会社の株を自己資金で買うのはオススメしません

私は基本的に、銘柄で株を買うのは、リスクが高すぎと思っているので、オススメしていません。

理由は通常、以下の質問にすべて「はい」と言えないはずだからです。

・その会社の社長を知っていますか?
・その会社の事業の強豪優位性やリスクを知っていますか?
・その会社に直接株価の事で質問できますか?

これらの回答すべてに「はい」と言えないのに、株価が上がると思える根拠はないと思います。

一方で、社員だったら、上記すべてに「はい」と答えられるかもしれませんね。でも、私はオススメしません

これは、投資の常識から逸脱しているからです。

投資とは「リスク分散」

投資とはリスク分散をする必要があります。債券と株と為替にバランス良く投資したりするのです。

ボーナスが業績連動型だったりもするはずですし、質問者の方の資産はすでに勤めている会社に偏っています

そこに自分のお金まで同じ会社に投資するとなると、ボーナスが上がると株も上がり、ボーナスが下がると株も下がるという、リスクを取った資産ポートフォリオになってしまいます。

それでも投資するという場合は、インサイダー取引(編注:金融商品取引法で禁止されている行為。上場企業の関係者などが、その職務や地位によって知り得た未公表の情報を利用して、自社株などを売買すること)にならないように気をつけて欲しいです。

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  • 手帳や家計簿は必要?/整形に50万円/投資のルール(11/4)

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垣屋美智子の「キイトク」」(2019年11月4日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出し・太字はMONEY VOICE編集部による

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垣屋美智子です。証券アナリストとして10年間従事した後、現在、スタートアップ企業の財務面・経営面での支援をしたり、執筆・講演活動をしています。経済状況の変化をリアルタイムに感じる環境で過ごしている分、生き方、働き方、子育て等にどう影響するか、書きたいことは沢山あります。メルマガならではのQ&A形式で、限定した読者との場だからこその、深堀りした考え、とっておきな情報を絡めて回答します。たまにここだけに留めたい話も特別号として号外を発行予定。

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