マネーボイス メニュー

マザーズ先物見通し:中東リスクを警戒して売り先行スタートか

本日のマザーズ先物は、中東情勢への懸念が払しょくされないなか、前日の上昇の反動から利益確定売りが先行して始まりそうだ。イランの最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長は7日、米国に対する報復措置について、「13の報復シナリオ」を検討していると述べたと海外メディアが報じるなど、中東地域の地政学リスクへの警戒感が拭えず、前日の米国市場では、主要株価指数は反落した。シカゴの日経225先物も値を下げているだけに、日経平均も反落スタートとなりそうで、マザーズ先物にもリスク回避的な売りが優勢となりそうだ。また、昨日買い戻されていたメルカリなどの時価総額上位銘柄が再び売り込まれるようだとマザーズ先物の一層の重石となろう。ただ、円相場は1ドル=108円台半ばとほぼ前日と同水準にあり、市場では「為替の動きを見る限り、リスク回避の動きはいったん落ち着いている」との声も聞かれる。このため、海外情勢の影響を受けない内需関連銘柄を中心に押し目を拾う動きも想定され、限定的ではあるがマザーズ先物にもプラスに働く可能性も残る。中東情勢の関連報道に警戒しながら、全般は様子見気分の強い展開が想定されよう。上値のメドは875.0pt、下値のメドは865.0ptとする。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。