14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり126銘柄、値下がり93銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は3日続伸。13日の米国市場でNYダウは83ドル高と反発し、ナスダック総合指数やS&P500指数は過去最高値を更新した。米国が中国の「為替操作国」指定を解除し、米中関係の改善期待から円相場が1ドル=110円台まで下落したこともあり、連休明けの日経平均は118円高からスタート。朝方に一時24059.86円(前週末比209.29円高)まで上昇すると、利益確定の売りに上値を抑えられ、中国・上海株や香港株の伸び悩みを受けて上げ幅を縮める場面もあった。
大引けの日経平均は前週末比174.60円高の24025.17円となった。終値としては昨年12月17日以来、およそ1カ月ぶりの24000円台回復となる。東証1部の売買高は12億3406万株、売買代金は2兆3629億円だった。業種別では、鉄鋼、電気機器、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は56%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約49円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、東エレク、ファミマ、信越化、ファナック、ソニー、バンナムHD、などが続いた。また日経平均構成銘柄の上昇率トップは前週末に第3四半期決算を発表したファミマで4.3%高、同2位は、証券会社による投資評価引き上げの動きがみられたJFEで4.1%高となった。
一方、値下がり寄与トップはエムスリーとなり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位はエーザイとなり、ヤマハ、リクルートHD、セコム、花王などが続いた。日経平均構成銘柄の下落率トップは太平洋セメで4.0%安、同2位は日産自で、仏ルノーとの提携解消を準備していると報じられたことをうけ3.0%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 24025.17(+174.60)
値上がり銘柄数 126(寄与度+227.03)
値下がり銘柄数 93(寄与度-52.43)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 63340 1350 +48.63
ソフトバンクG 5049 171 +36.96
東エレク 25300 460 +16.57
ファミマ 2738 113 +16.28
信越化 12365 405 +14.59
ファナック 20915 245 +8.83
ソニー 8036 193 +6.95
バンナムHD 6695 126 +4.54
京セラ 7721 58 +4.18
7&iHD 4285 114 +4.11
トヨタ 7739 78 +2.81
アステラス薬 1895.5 15.5 +2.79
ダイキン 15580 75 +2.70
太陽誘電 3610 70 +2.52
キリンHD 2446.5 64.5 +2.32
日産化学 4730 60 +2.16
安川電 4475 60 +2.16
スズキ 4637 59 +2.13
イオン 2339 59 +2.13
東京海上 6147 105 +1.89
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エムスリー 3365 -75 -6.48
エーザイ 8106 -161 -5.80
ヤマハ 6150 -80 -2.88
リクルートHD 4214 -23 -2.49
セコム 9734 -64 -2.31
花王 9131 -53 -1.91
富士フイルム 5792 -51 -1.84
大塚HD 4948 -46 -1.66
NTTデータ 1546 -8 -1.44
アドバンテ 6330 -20 -1.44
丸井G 2737 -39 -1.40
日本ハム 4680 -65 -1.17
KDDI 3283 -5 -1.08
オークマ 5540 -140 -1.01
オリンパス 1733.5 -6.5 -0.94
クレセゾン 1899 -26 -0.94
三菱倉 2804 -51 -0.92
宝HD 1004 -23 -0.83
出光興産 2958 -57 -0.82
ヤマトHD 1861 -22 -0.79