15日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり52銘柄、値下がり165銘柄、変わらず8銘柄となった。
本日の日経平均は4日ぶり反落となった。前日の米国株式市場では、米中貿易交渉での対中関税は米大統領選後まで維持されることが伝わったことで、第二段階目以降の交渉への先行き不透明感から主要3指数は高安まちまちとなった。為替相場で1ドル=110円台を再び割り込むなか、本日の日経平均は売り先行でスタートした。直近3営業日(終値ベース)で800円超上昇していたこともあり、節目の24000円達成した後の利益確定の動きが優勢となったようだ。今晩の米中貿易交渉での第一段階目の合意署名・調印を前に模様眺めムードが広がっており、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場が総じて弱含んだことも相まって、日本株に対する積極的な押し目買いの動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比108.59円安の23916.58円となった。東証1部の売買高は11億2253万株、売買代金は2兆168億円だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約15円押し下げた。同2位は東エレクとなり、ダイキン、アドバンテス、TDK、ファナック、エムスリーなどが続いた。日経平均構成銘柄の下落率トップは東宝で5.7%安、同2位は住友鉱山で、ニッケル価格の下落などもマイナス視され3.8%安となった。東宝は前日に決算を発表、9-11月期営業益が市場想定下回り減益となったことがネガティブ視された。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。同2位はオリンパスとなり、エーザイ、花王、スズキ、日ハムなどが続いた。また日経平均構成銘柄の上昇率トップはパナソニックで2.8%高、同2位は、今年3月に植物肉市場へ参入と報じられた日ハムで2.6%高となった。オリンパスやパナソニックは証券会社による目標株価引き上げの動きが観測された。
*15:00現在
日経平均株価 23916.58(-108.59)
値上がり銘柄数 52(寄与度+66.41)
値下がり銘柄数 165(寄与度-175.00)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 64320 980 +35.30
オリンパス 1773 39.5 +5.69
エーザイ 8217 111 +4.00
花王 9224 93 +3.35
スズキ 4714 77 +2.77
日本ハム 4800 120 +2.16
イオン 2383 44 +1.59
太陽誘電 3645 35 +1.26
パナソニック 1088.5 30 +1.08
トレンド 5730 20 +0.72
ブリヂストン 4010 20 +0.72
資生堂 7983 20 +0.72
信越化 12380 15 +0.54
コナミHD 4475 15 +0.54
ニチレイ 2676 30 +0.54
京成 4380 30 +0.54
東急 2000 29 +0.52
デンソー 4896 11 +0.40
キリンHD 2457 10.5 +0.38
コムシスHD 3205 10 +0.36
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 4979 -70 -15.13
東エレク 25000 -300 -10.81
ダイキン 15285 -295 -10.63
アドバンテ 6210 -120 -8.65
TDK 12360 -230 -8.29
ファナック 20725 -190 -6.84
エムスリー 3290 -75 -6.48
ソニー 7880 -156 -5.62
バンナムHD 6545 -150 -5.40
安川電 4345 -130 -4.68
日東電 6110 -110 -3.96
オムロン 6430 -110 -3.96
ファミマ 2711 -27 -3.89
第一三共 7092 -108 -3.89
豊通商 3705 -90 -3.24
日産化学 4645 -85 -3.06
ヤマハ 6070 -80 -2.88
KDDI 3270 -13 -2.81
トヨタ 7672 -67 -2.41
住友鉱 3429 -134 -2.41