■株主還元策
明豊ファシリティワークスは株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、安定的かつ継続的な利益還元を実施していくことを掲げており、配当性向で35%を目安としている。2020年3月期は前期に実施した40期記念配当5.0円がはく落することで、1株当たり配当金が16.5円(配当性向36.4%)と前期比で減少することになるが、普通配当ベースでは7期連続の増配となる。今後も収益の拡大が続き配当性向が35%を下回るようであれば、増配が期待できることになる。
■情報セキュリティ対策
同社は情報セキュリティ対策として、外部からの不正アクセス等がないよう、クラウドベースのセキュリティ対策を施しているほか、組織面でも管理責任者を配置し、ISO27001基準で組織的に対策を講じている。また、個人情報の取扱いに関しては個人情報保護法に基づきプライバシーポリシーを策定しており、会社ホームページに掲載している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)